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    <title>法医学ブログ</title>
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    <updated>2026-02-12T00:07:42Z</updated>
    <subtitle>法医学者の、法医学者による、法医学に興味がある人のための法医学ブログです。</subtitle>
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    <title>第120回医師国家試験 C問題 問72 [120C72]</title>
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    <published>2026-02-10T23:59:27Z</published>
    <updated>2026-02-12T00:07:42Z</updated>

    <summary> 120C72 77歳の女性。熱傷のため救急車で搬入された。 現病歴：本日、自宅...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
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        <category term="法医学過去問" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<div>
<div><span>120C72</span></div>
<div><span>77歳の女性。熱傷のため救急車で搬入された。</span></div>
<div><span><strong>現病歴</strong>：本日、自宅の風呂場から叫び声が聞こえ、息子が様子を見に行った。熱湯に患者の下半身がつかり、身動きがとれなくなっているところを発見され、なんとか浴槽から引きずり出された。息子が救急車を要請した。</span></div>
<div><span><strong>既往歴</strong>：軽度認知症を指摘されている。高血圧症と糖尿病で降圧薬、血糖降下薬を内服している。</span></div>
<div><span><strong>生活歴</strong>：息子と2人暮らし。</span></div>
<div><span><strong>家族歴</strong>：特記すべきことはない。</span></div>
<div><span><strong>現症</strong>：意識レベルはJCSⅠ-2、GCS14(E4V4M6)。身長154cm、体重50kg。体温36.8℃。心拍数108/分、整。血圧104/52mmHg。呼吸数22/分。SpO2 94％(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。陰部、両側下肢から足底にかけてⅢ度熱傷を認める。虐待を疑うような徴候、身体所見は認めない。警察に報告し、事件性はないと判断された。</span></div>
<div><span><strong>検査所見</strong>：血液所見：赤血球 486万、Hb 15.3g/dL、Ht 47％。、白血球 29760(桿状核好中球 1％、分葉核好中球 92％、好酸球 0％、好塩基球 0％、単球 5％、リンパ球 2％)、血小板 27万、PT-INR 0.9。血液生化学所見：総蛋白 6.1g/dL、アルブミン 3.3g/dL、総ビリルビン 2.0mg/dL、AST 77U/L、ALT 27U/L、LD 350U/L、ALP U/L、γ-GT 15U/L、アミラーゼ 93U/L、CK 250U/L、尿素窒素 37mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、血糖 280mg/dL、HbA1c 8.3％、総コレステロール 237mg/dL、Na 145mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 103mEq/L、CRP 9.6mg/dL。</span></div>
<br />
<div><span>集中治療を継続したが改善を認めず、患者は入院5日目に死亡した。</span></div>
<div><span>死亡後の対応で正しいのはどれか。</span></div>
<br />
<div><span>ａ　系統解剖を行う。</span></div>
<div><span>ｂ　病死を判断する。</span></div>
<div><span>ｃ　警察に遺体を引き渡す。</span></div>
<div><span>ｄ　死亡診断書を発行する。</span></div>
<div><span>ｅ　医療安全支援センターに届け出る。</span></div>
<br /><br /><br /><br /><br />
<div><span>正答は【d】です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>[a] 誤り。【系統解剖＝医学・歯学の大学で解剖学の教育のために行われる解剖】です。従って、本事例には不適です。</span></div>
<br />
<div><span>[b] 誤り。熱傷は、"病死"ではなく"外因死"に分類されます。</span></div>
<br />
<div><span>[c] 誤り。本事例は、すでに警察に届けられた上で「事件性なし」と判断されています。そのため、特段ご遺体を引き渡す必要はありません。※詳細は後述</span></div>
<br />
<div><span>[d] 正しい。「診療管理下にある患者が、生前に診療していた傷病に関連して死亡したと認める場合」には「死亡診断書」を、それ以外の場合には「死体検案書」を交付します。</span></div>
<div><span>本事例では、生前に治療が行われていることから「診療継続中」と判断でき、その診療していた疾患（→熱傷）で亡くなったため、発行するのは【死亡診断書】となります。</span></div>
<br />
<div><span>[e] 誤り。医療安全支援センターとは、「医療に関する市民の方からの問合せ・相談に対応する機関」です。"患者側"が医療に対するクレームを相談する機関ですので、本事例では不適です。</span></div>
<br /><br /><br />
<div><span>「死亡診断書」の発行ルールに関する問題です。</span></div>
<br />
<div><span>今までは、「死体検案書でなければ駄目な事例」や「死亡診断書では駄目な事例」が出題されることが殆どでした。</span></div>
<br />
<div><span>しかし、今回は例外的(?)な「死亡診断書で良い事例」が出題されており、ルールを理解する上でかなり良問です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>先の[d]の解説に書いた通り、死亡診断書は「診療管理下にある患者が、生前に診療していた傷病に関連して死亡したと認める場合」に発行することになっています。</span></div>
<br />
<div><span>なので、「外因死かどうか？」は本来関係ありません。</span></div>
<br />
<div><span>ですが、実際の臨床現場では、まだまだ「病死→死亡診断書」「外因死→死体検案書」と勘違いしている医師もいます。</span></div>
<br />
<div><span>そこを突いた問題でした。</span></div>
<br />
<div><span>同じように「死亡診断書か？死体検案書か？」と「異状死体かどうか？」も全く別物です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>ちなみに、[c]では、本事例では特別な記載がないので、ご遺体を警察に引き渡す必要はないと読めます。</span></div>
<br />
<div><span>ただ「事件性なし」と判断された場合でも、監察医制度があったりする地域では、ご遺体を警察に引き渡して行政解剖が行われたり、監察医制度が無い地域でも、法医学教室で調査法解剖が行われることがあります。</span></div>
<br /><br />
<div><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120C72-2586.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120C72-2586.html','popup','width=1065,height=1316,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120C72-thumb-1065x1315-2586.jpg" width="518" height="640" alt="120C72.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></div>
</div>]]>
        
    </content>
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    <title>第120回医師国家試験 C問題 問45 [120C45]</title>
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    <published>2026-02-09T23:59:36Z</published>
    <updated>2026-02-12T00:00:49Z</updated>

    <summary> 120C45 85歳の女性。左大腿骨頸部骨折で入院中である。2週間前に人工骨頭...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学過去問" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<div>
<div><span>120C45</span></div>
<div><span>85歳の女性。左大腿骨頸部骨折で入院中である。2週間前に人工骨頭置換術が施行された。病棟看護師から、容態が急変したと連絡があった。担当医らが直ちに病棟に駆けつけて蘇生術を行ったが死亡した。ベッド脇にいた看護師が「点滴の側管から誤って消毒液を注入してしまった」と泣きながら説明した。左前腕部の点滴挿入部から肘部にかけての皮膚に、紫色の血管網がみられた。</span></div>
<div><span>死亡確認後の対応で正しいのはどれか。</span></div>
<br />
<div><span>ａ　家族には病死であると説明する。</span></div>
<div><span>ｂ　すぐに点滴を抜去して処分する。</span></div>
<div><span>ｃ　24時間以内に異状死の届出をする。</span></div>
<div><span>ｄ　心不全と記載した死亡診断書を発行する。</span></div>
<div><span>ｅ　看護師には事実を話さないよう口止めする。</span></div>
<br /><br /><br /><br /><br />
<div><span>正答は【c】です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>[a] 誤り。状況から、点滴ルートから消毒液を注入したことが原因となって死亡した可能性があります。少なくとも、死亡確認後にすぐ"病死"と判断してしまうのは早合点しすぎです。</span></div>
<br />
<div><span>[b] 誤り。死因究明において、重要な参考物ともなり得る点滴ルートを勝手に抜去・処分してはいけません。</span></div>
<br />
<div><span>[c] 正しい。医師法21条に規定されている【異状死体の届出】です。後述の通り、本事例は異状死体と判断すべきですので、所轄の警察署に届け出なければなりません。</span></div>
<br />
<div><span>[d] 誤り。[a]と同様、死亡確認後の時点で、死因を「心不全」と判断してしまうのは早計すぎます。</span></div>
<br />
<div><span>[e] 誤り。言うまでもなく、事実の口外を禁止するのは倫理的にも論外です。</span></div>
<br /><br /><br />
<div><span>異状死体に対する行動に関する問題です。</span></div>
<br />
<div><span>モチーフとなっているのは【都立広尾病院事件】なので、「医療事故時の対応」がテーマとなっていると言えるかもしれません。</span></div>
<br />
<div><span>正答するのは容易です。[b]や[e]なんて禁忌肢でしょうね。</span></div>
<br /><br />
<div><span>もし本当にこのような自体になってしまった場合は､､､</span></div>
<br />
<div><span>・遺族に事情を話す</span></div>
<div><span>・ご遺体はそのままの状態にしておく</span></div>
<div><span>・すぐに警察に届け出る</span></div>
<br />
<div><span>死亡診断書あるいは死体検案書の発行は、警察の一連の手続きが終わり、「事件性なし」と判断された後に行うことになります。</span></div>
<br />
<div><span>「事件性が否定できない」となると、場合によっては法医解剖が行われます。</span></div>
<br /><br />
<div><span>ちなみに、実際の広尾病院事件では、</span></div>
<br />
<div><span>・死亡確認直後には警察へ届け出なかった</span></div>
<div><span>・病理解剖が行われた</span></div>
<div><span>・病理解剖後に警察に届け出た</span></div>
<br />
<div><span>といった流れであり、こういった点も裁判では議論となりました。</span></div>
<br /><br />
<div><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120C45-2583.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120C45-2583.html','popup','width=1055,height=607,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120C45-thumb-1055x606-2583.jpg" width="599" height="344" alt="120C45.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></div>
</div>]]>
        
    </content>
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    <title>第120回医師国家試験 B問題 問7 [120B7]</title>
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    <published>2026-02-08T23:59:47Z</published>
    <updated>2026-02-11T23:58:34Z</updated>

    <summary> 120B7 死亡診断書・死体検案書の死因の種類が「不慮の外因死」になるのはどれ...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学過去問" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<div>
<div><span>120B7</span></div>
<div><span>死亡診断書・死体検案書の死因の種類が「不慮の外因死」になるのはどれか。</span></div>
<br />
<div><span>ａ　喉頭癌による気道閉塞</span></div>
<div><span>ｂ　脳梗塞後の誤嚥性肺炎</span></div>
<div><span>ｃ　餅を喉に詰まらせた窒息</span></div>
<div><span>ｄ　肝臓癌破裂による汎発性腹膜炎</span></div>
<div><span>ｅ　出血性胃潰瘍による出血性ショック</span></div>
<br /><br /><br /><br /><br />
<div><span>正答は【c】です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>[a] 誤り。直接死因は気道閉塞による"窒息"（＝外因）ではありますが、その窒息の原因（＝原死因）は喉頭癌という疾病（＝病気）です。従って、死因の種類は"病死"となります。</span></div>
<br />
<div><span>[b] 誤り。肺炎も疾病ですし、その原因も脳梗塞であり、全体を通して一貫して"病死"と判断できます。</span></div>
<br />
<div><span>[c] 正しい。窒息の原因は「お餅を喉に詰めた」という外的要因のため、"外因死"と判断されます。（この場合、⑥番の"窒息"となります）</span></div>
<br />
<div><span>[d] 誤り。腹膜炎の原因である肝臓癌は疾病なので、"病死"と判断できます。</span></div>
<br />
<div><span>[e] 誤り。出血の原因は胃潰瘍という疾病なので、"病死"と判断できます。</span></div>
<br /><br /><br />
<div><span>"死因の種類"、特に"(不慮の)外因死"の判断に関する問題です。</span></div>
<br />
<div><span>死因の種類は、「最も死亡に近い原因から、医学的因果関係のある限りさかのぼって疾病か外因かで判断」することが求められます。</span></div>
<br />
<div><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/gen-shiin-2580.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/gen-shiin-2580.html','popup','width=958,height=365,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/gen-shiin-thumb-958x364-2580.jpg" width="526" height="200" alt="gen-shiin.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></div>
<br />
<div><span>死因欄の一番上を"直接死因"、一番下を"原死因"と言います。（※死因欄が１つの場合は、【直接死因＝原死因】となる）</span></div>
<br />
<div><span>死因の種類は、この原死因が、『疾病（≒ 病気）か？外因か？』で決定されます。</span></div>
<br />
<div><span>つまり「原死因が病気であれば"病死"」「原死因が外因であれば"外因死"」となります。</span></div>
<br />
<div><span>あとは、それを念頭に問題文を読めば、答えは自明ですよね。問題自体は簡単です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>さて、ただ例えば[d]ですが、肝臓癌の破裂の原因が「転倒によって腹部を打撲したこと」が契機となっていれば､､､これは"外因死"となります。</span></div>
<br />
<div><span>同じように[e]でも、出血に至る胃潰瘍が、NSAIDsの多量内服によるものであれば、これも内服という外的要因に基づいた死亡→"外因死"と判断されます。</span></div>
<br />
<div><span>本問題では、詳細な背景が書かれていないので、単純に記載されている文言から判断すれば良いですが、そういったバックグラウンドがあるようなら、「これは外因死ではないか？」という確認は重要です。</span></div>
<br /><br />
<div><span>また誤嚥性肺炎について。</span></div>
<br />
<div><span>【誤嚥性肺炎】を外因死だと勘違いしている方もいらっしゃいますが、それは誤りです。</span></div>
<br />
<div><span>誤嚥性肺炎は、ICD-10上では[J69]という呼吸器疾患のグループに含まれています。</span></div>
<br />
<div><span>従って、単に【誤嚥性肺炎】とだけ書かれている場合は"病死"です。お間違いなく。</span></div>
<br /><br />
<div><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120B7-2577.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120B7-2577.html','popup','width=892,height=413,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2026/02/120B7-thumb-892x412-2577.jpg" width="639" height="295" alt="120B7.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></div>
</div>]]>
        
    </content>
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    <title>興奮性せん妄 [Excited Delirium (ED)]</title>
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    <published>2025-11-06T08:16:30Z</published>
    <updated>2025-11-06T08:07:22Z</updated>

    <summary>「警察官が興奮状態になって暴れる容疑者が取り押さえていたところ、容疑者が急死した...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学知識" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>「警察官が興奮状態になって暴れる容疑者が取り押さえていたところ、容疑者が急死した」<br /><span><br />そんな海外のニュースを目にしたことがあるかもしれません。<br /><br /></span><span>法医学の世界では、これを「興奮性せん妄」と呼ぶことがあります。<br /><br /></span><span>実を言うと、世界中でもまだまだ議論に尽きない疾患概念です。（むしろ日本では議論さえされない...）<br /><br /></span><span>なので、今回書くこともあくまで「まだまだ議論の余地がある内容」だと理解した上で読んでほしいです。<br /><br /><br /><br /></span><span><strong>【興奮性せん妄】＝ Excited Delirium (ED)</strong><br /><br /></span><span>興奮性せん妄は、"興奮性せん妄症候群"（＝Excited Delirium Syndrome [ExDS] )とも呼ばれます。<br /><br /></span><span>厳密な定義はありませんが、ざっくりと「急性のせん妄や激しい興奮状態、暴力的な行動を伴い、突然の心肺停止に至る症候群」という病態を指します。<br /></span><span>（※時として、興奮状態から数時間後に亡くなることもある）<br /><br /></span><span>かつては、この興奮性せん妄そのものが"病名（≒ 死因）"として呼ばれてきたことがありました。<br /><br /></span><span>しかし、近年は、「警察官による過剰な制圧という"本当の死因"を覆い隠してしまう便利なラベルになってしまっていないか？」という批判を受けて、<br /><br /></span><span>『あくまでもそういった"症状・状態"を指す語句に過ぎず、"興奮性せん妄"という病名があるわけではない』という見解が通説となってきています。<br /><br /><br /><br /></span><span>このような「異常な興奮を伴って急死する」というケースは、よく海外の警察官に関連したニュースで知られます。<br /><br /></span><span>典型的な架空事例を挙げますと､､､<br /><br /></span><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/11/Excited-Delirium_by%20Gemini-2574.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/11/Excited-Delirium_by%20Gemini-2574.html','popup','width=1024,height=1025,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/11/Excited-Delirium_by%20Gemini-thumb-1024x1024-2574.png" width="400" height="400" alt="Excited-Delirium_by Gemini.png" class="mt-image-none" /></a><br /></span><span>（※AIによる生成）<br /><br /></span><span></span></span></p>
<blockquote><em>30代男性。統合失調症の既往歴があり、最近はコカインなどの精神刺激薬を使用していた疑いがある 。夜間、近隣住民から『支離滅裂なことを叫びながら裸で道路を走り回っている』との通報があり、警察官が現場に到着した。</em><br /><em>男性は極度の興奮状態にあり、警察官に対し『お前たちは俺を殺しに来たんだ』といった被害妄想的な言動と共に、激しい興奮状態であった。警察官4名がかりで制圧を試みるが、男性は『予期せぬ筋力』 で激しく抵抗を続ける。この間、男性は多量に汗をかいており、触れた警察官は『(男性の身体は)とても熱い』と感じた。</em><br /><em>制圧が困難であったため、警察官はテーザー銃を複数回使用した。数分間にわたる激しい攻防の末、男性はうつ伏せの状態(＝hog-tie)で拘束された。しかし、拘束が完了した直後、男性は突然ぐったりして、抵抗しなくなった。警察官が確認すると、男性は無呼吸であり、駆けつけた救急隊によって心停止が確認された。</em></blockquote>
<p><br /><br /><span>皆さんは、↑の事例のようにして亡くなった方の死因を何だと考えますか？<br /><br /></span><span>この一つの回答が【興奮性せん妄】です。<br /><br /></span><span>この重度の興奮状態の背景には、下記のような要因が認められることが多いです。<br /></span><span></span></p>
<ul>
<li><span>コカインやメタンフェタミンといった覚醒剤<br /></span></li>
<li><span><span><span>統合失調症や双極性障害などの精神疾患<br /></span></span></span></li>
<li>アルコール</li>
</ul>
<p><span>【（覚醒剤や精神疾患によって）強烈な興奮状態になる → 交感神経優位となる → アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコラミンの血中濃度が大きく上昇する → 心臓に作用する → 致死性の不整脈が起きる → 突然死する】<br /><br /></span><span>「（上記の原因などを背景とした）強烈な興奮状態によるカテコラミン誘発性の致死性不整脈によって突然死する」というのがメインの機序だと言われています。<br /><br /><br /></span><span>この他にも、</span></p>
<ul>
<li><span>カテコラミン上昇によってカリウムの細胞内移行が進んだことによる低カリウム血症</span></li>
<li><span><span><span>激しい筋運動により乳酸が蓄積されることによる代謝性アシドーシス</span></span></span></li>
</ul>
<p><span>などの機序も起こり得ると言われます。<br /><br /><br /></span><span>興奮性せん妄の典型像としては、上記の架空事例の通りで、<br /></span><span></span></p>
<ul>
<li><span>高体温/異常発汗 （※時に40℃を超える）<br /></span></li>
<li><span><span><span>瞳孔散大<br /></span></span></span></li>
<li><span>異常な筋力</span></li>
<li><span>痛覚鈍麻</span></li>
</ul>
<p><span>などの症状が報告されています。<br /><br /><br /></span><span>一方で、不整脈死以外にも、ホグタイなどによる体位性窒息（≒ 制縛死：<a href="https://houigaku.blog/article/161.html" target="_blank" rel="noopener">関連記事</a>）や超高体温、チョーキング、催涙スプレー、テーザー銃などが死を引き起していることもあり、興奮性せん妄には複合的な要素もあります。<br /><br /></span><span>特に"体位性窒息/制縛死"だった場合には、警察官の対応が死に直接影響を与えた可能性も考慮しなければならないため、十分に注意して判断する必要があります。<br /><br /><br /></span><span>また世界の法医学者の中には「興奮性せん妄は拘束状態下でこそ起こり得る」と主張する先生もいます。<br /></span><span>（他にも「体位性窒息/制縛死なんて存在しない」と主張する法医学者すらいます...）<br /><br /></span><span>そうなってくると、興奮性せん妄と体位性窒息/制縛死の両者を区別することは可能なのか？ そもそも区別することに意味があるのか？といった議論になりかねませんよね...。<br /><br /><br /><br /></span><span>冒頭に記載したように、米国をはじめとする諸外国では「興奮性せん妄」という死因は推奨されません。<br /><br /></span><span>なので、その立場から言うと、前述の私の"回答"は不適切だったのです。<br /><br /><br /></span><span>本架空事例は、これ以上の情報がないため断定はできません。<br /><br /></span><span>例えば、死後の血液検査で血中に高度のコカインが検出されれば...【急性コカイン中毒による致死性不整脈】と判断できるかも知れませんし、<br /><br /></span><span>解剖では窒息死の所見が認められ、身体にかなりの体重がのしかかって被害者が呼吸運動ができなかった可能性が高いと判断できれば...【体位性窒息による窒息死】と言えるかも知れません。<br /><br /></span><span>何度も言うように、正しくは、このような事例をあっさりと「死因は"興奮性せん妄"である」と結論付けてしまってはいけないということです。<br /><br /><br /><br /></span><span>「興奮性せん妄か？体位性窒息/制縛死か？」<br /><br /></span><span>この言葉をめぐる海外での論争は、単なる医学用語に関する定義の問題ではありません。<br /><br /></span><span>実は、これは人の死の「責任の所在」を巡る議論なのです 。  <br /><br /></span><span>【興奮性せん妄】という"病名"は、死の責任を「被害者の特異な体質（病気）」という結論に帰着させます。<br /><br /></span><span> 一方で、【体位性窒息/制縛死】という"死因"は、死の責任が「制圧者の不適切な行為」、つまり外的要因にある可能性を指摘します。<br /><br /></span><span>日本ではまだまだ「興奮性せん妄」という言葉に馴染みはないかもしれません。<br /><br /></span><span>しかし、精神疾患や薬物使用によって興奮し、制圧を必要とするケース（そして、その制圧下で急変する人）は日本にも当然に存在することでしょう。<br /><br /></span><span>この議論から私たちが学ぶべきなのは、単なる"病名"で思考停止しないことなのです。<br /><br /></span><span>目の前の"せん妄"という状態に対する対応と、"制圧"という行為の妥当性を、常に分けて検証する。<br /><br /></span><span>この「区別」して考えることこそが、未だに議論の生まれない今の日本においても、社会に求められる視点なのではないか？と私は思います。</span></p>]]>
        
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    <title>令和7年度版 死亡診断書（死体検案書）記入マニュアルの変更点</title>
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    <published>2025-04-02T08:01:34Z</published>
    <updated>2025-04-02T11:55:31Z</updated>

    <summary>令和7年度が始まりました。それと同時に、厚生労働省が毎年出す&quot;死亡診断書（死体検...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
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    </author>
    
        <category term="法医学知識" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>令和7年度が始まりました。</span><br /><br /><span>それと同時に、厚生労働省が毎年出す"死亡診断書（死体検案書）記入マニュアル"も改訂されました。</span><br /><br /><span>今回の記事では、令和6年度のものと比較しながら、新しく出た令和7年度版のマニュアルをみていきたいと思います。</span><br /><br /><br /><br /><span>実はなんと、今年は厚生労働省が各機関宛てに改訂内容を通知しています。</span><br /><br /><span>その変更点一覧は下記の通り。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/R7_change-2538.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/R7_change-2538.html','popup','width=740,height=586,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/R7_change-thumb-740x585-2538.png" width="506" height="400" alt="R7_change.png" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>...以上です！では素っ気ないので、各変更点を実際のページ画像とともに見ていきましょう。</span><br /><br /><span>実は、上の改訂内容以外にも、本筋とは直接関係しない変更点もいくつかありましたので、追加で記載します。</span><br /><br /><span>※各ページ数は、PDF上の総ページ中のものを記載しており、頁下の数字とはズレています。</span><br /><br /><br /><br /><span>①二次元コードの呼び名変更</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-1-2550.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-1-2550.html','popup','width=2140,height=588,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-1-thumb-2140x587-2550.jpg" width="638" height="175" alt="r7_manual-1.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>令和7年度版：「二次元コード」</span><br /><span>令和6年度版：「QRコード」</span><br /><br /><span>一応、載っているのは"QRコード"で間違いではないと思うのですが､､､何故かより広い概念である"二次元コード"という呼称に変更となっています。</span><br /><br /><br /><span>②出生届オンライン提出が可能となった旨の記載（※一部自治体）</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-2-2553.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-2-2553.html','popup','width=2145,height=739,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-2-thumb-2145x738-2553.jpg" width="639" height="220" alt="r7_manual-2.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>令和7年度版：「出生届について、令和6年8月より希望する一部の自治体でマイナポータルからオンライン提出が可能になりました。届書に画像添付する出生証明書について、医師等の電子署名の付与は不要です。」</span><br /><span>令和6年度版：「出生届のオンライン化について議論が行われています。届書に添付する出生証明書への電子署名の取り扱いについても検討中です。検討結果等については、来年度以降の死亡診断書(死体検案書)記入マニュアルの付録及び通知等により周知する予定です。」</span><br /><br /><span>これは、出生届のオンライン提出事情のアップデートですね。</span><br /><br /><span>実務的にも大きな変更点のひとつなので、きちんと知っておくべき必要があります。</span><br /><br /><br /><span>③記入内容の変更は、原則記載医師本人のみが可能であること、および記名押印の不可であることの確認</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-3-2556.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-3-2556.html','popup','width=2090,height=640,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-3-thumb-2090x639-2556.jpg" width="638" height="195" alt="r7_manual-3.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>令和7年度：「なお、書式欄内に記入した内容を訂正できるのは、原則として死亡診断書(死体検案書)を作成した医師又は歯科医師本人のみ(※2)です。</span><br /><span> (※1)　押印を求める手続の見直し等のための厚生労働省関係省令の一部を改正する省令(令和2年厚生労働省令第208号)による改正前の様式をやむを得ず使用する等の特段の事情が無い限りは、記名押印は不可となります。</span><br /><span> (※2)　死亡診断書(死体検案書)を作成した医師等がやむにやまれぬ事情で訂正を行うことが不可能な場合は、作成した本人より情報の共有又は提供を受ける等して訂正に必要な情報を正確に把握できた場合に限り、死亡診断書(死体検案書)を作成していなかった医師等でも、訂正を行うことが可能です。」</span><br /><span>令和6年度：記載なし</span><br /><br /><span>記名押印が不可能であることは今更感のある追記ですね。</span><br /><br /><span>現場ではあまり徹底されていないのでしょうか...。</span><br /><br /><span>（※2）に関しては、記載医師がやむを得ない理由で修正できない場合でも"作成した本人より情報の共有又は提供を受ける等して訂正に必要な情報を正確に把握できた場合"なら、例外として別の医師(等)が修正できるとされています。</span><br /><br /><span>これは「事務方が勝手に記載を修正する」みたいな意味合いではなく、例えば『「当時記載した医師はすでに死亡しているが、当時のカルテを読むと、その記載が誤りであることが明らかである」という場合に、別の医師がそれを訂正可能である』みたいな感じでしょうか。</span><br /><br /><span>正直「どのようなケースを想定して追記されたのか？」がはっきり分かりません。</span><br /><br /><span>具体的な事例や、追記の主旨を教えてほしいですね...。</span><br /><br /><br /><span>④救急搬送中の死亡事例における死亡(確認)時刻の記入例</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-4-2559.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-4-2559.html','popup','width=2140,height=929,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-4-thumb-2140x928-2559.jpg" width="638" height="277" alt="r7_manual-4.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>この記載自体は前年度からも変更はありませんが、謎に今年度から具体的な記入例が追加されました。</span><br /><br /><span>"「時分」の余白"というのが、文章だけでは分かりにくかったのでしょうか。</span><br /><br /><br /><span>⑤接続詞の追加</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-5-2562.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-5-2562.html','popup','width=2115,height=501,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-5-thumb-2115x500-2562.jpg" width="637" height="151" alt="r7_manual-5.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>これは説明するまでもないですが。笑</span><br /><br /><span>何故か(見やすくするため？)ここの箇所が段落分けされるようになって、そのために新たに接続詞が追加さました。</span><br /><br /><span>正直、大した文章ではないので、これまで通り段落分けなどせずに、詰めてページ数を削減した方が経済的だと私は思ったりします。</span><br /><br /><br /><span>⑥記名押印不可であることの確認</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-6-2565.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-6-2565.html','popup','width=2154,height=817,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-6-thumb-2154x816-2565.jpg" width="638" height="242" alt="r7_manual-6.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>令和7年度：「 (※) 　押印を求める手続の見直し等のための厚生労働省関係省令の一部を改正する省令(令和2年厚生労働省令第208号)による改正前の様式をやむを得ず使用するといった特段の事情が無い限りは、記名押印は不可となります。」</span><br /><span>令和6年度：記載なし</span><br /><br /><span>こちらは③と同じ追記ですね。</span><br /><br /><span>今更感があります､､､皆さんはきちんと署名してくださいね。</span><br /><br /><br /><span>⑦代筆者ではなく、確認医師ないし確認助産師の氏名を記載すべき旨の確認</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-7-2568.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-7-2568.html','popup','width=2140,height=313,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-7-thumb-2140x312-2568.jpg" width="637" height="93" alt="r7_manual-7.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>令和7年度：「ただし、氏名の欄には、代筆者ではなく最終的に確認した医師又は助産師の氏名を記載してください。」</span><br /><span>令和6年度：記載なし</span><br /><br /><span>出生証明書や死産証書(死胎検案書)の作成は、看護師等の医療関係者ないし事務職員が代筆することができます。（※死亡診断書や死体検案書にはその記載はなし）</span><br /><br /><span>ただし、代筆する場合でも、氏名欄には代筆者ではなく、最終的に確認した医師ないし助産師の名前を書かなければなりません。</span><br /><br /><br /><span>⑧メモ欄ページの追加</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-8-2571.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-8-2571.html','popup','width=2878,height=2045,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/04/r7_manual-8-thumb-2878x2044-2571.jpg" width="563" height="400" alt="r7_manual-8.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>令和7年度から、突如メモページが追加されました。</span><br /><br /><span>総ページ数も、前年度に比べ令和7年度は4頁も増えているのに...何故急に！？</span><br /><br /><br /><br /><span>ということで、令和7年度と令和6年度の死亡診断書（死体検案書）記入マニュアルを見比べました。</span><br /><br /><span>記事をここまで書いてきてなんですが、毎年そこまで大きな変更点って無いんですよねー。笑</span><br /><br /><span>実際は細かな修正点が殆どです。</span><br /><br /><span>しかし、"記名押印不可の再確認"など、案外ルールを守れていない医師も多いのかな？</span><br /><br /><span>このマニュアルは、患者の死を看取る医師のほぼ全員が目にするものでしょうから、ここでの追記や変更点というのは"厚生労働省からのメッセージ"だと私は捉えています。</span><br /><br /><span>いつしか前年と全く変更点がない（＝注意喚起すべき注意点はない）みたいな年がやってくるのでしょうか。</span><br /><br /><span>そんな日を夢見ながら、今年もまた学生さんに「医師になる前、そして医師になった後も、このマニュアルにはきちんと目を通してね」と指導することでしょう。</span><br /><br /><span>また来年度の改訂を楽しみにしたいと思います。</span></p>]]>
        
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    <title>『こんなことで、死にたくなかった　法医学者だけが知っている高齢者の「意外な死因」』レビュー</title>
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    <id>tag:houigaku.blog,2025://3.431</id>

    <published>2025-03-27T08:01:14Z</published>
    <updated>2025-03-27T14:05:46Z</updated>

    <summary>2025年3月25日発売 1760円 [1600円+税] 三笠書房 (出版社UR...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学本レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>2025年3月25日発売 1760円 [1600円+税] 三笠書房 (<a href="https://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=00403100" target="_blank" rel="noopener">出版社URL</a>)</span><br /><br /><span>『こんなことで、死にたくなかった　法医学者だけが知っている高齢者の「意外な死因」』B6判 全248頁 (著者：高木 徹也)</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/4031hp-2532.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/4031hp-2532.html','popup','width=1013,height=1501,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/4031hp-thumb-1013x1500-2532.jpg" width="432" height="639" alt="4031hp.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><em>「え、こんなことで人生終わり！？」</em><br /><em>大切な人を突然失わないために知っておきたい高齢者の「まさか」の死因について。</em><br /><br /><em>パンで死ぬ／トイレできばって死ぬ／エアコンで死ぬ／性行為で死ぬ／薬の包装シートで死にかける／急に怒って死ぬ／田んぼを見に行って死ぬ／葬儀場で死ぬ／熱いお茶を飲んで死ぬ......</em><br /><em>高齢者の日常には、突然死の危険がたくさん潜んでいます。</em><br /><br /><em>本書では、5000体以上を検死・解剖してきた「死因のプロ」が49の事故例を紹介し、なぜ死に至ってしまうのか、どうしたらそのような危険を回避できるか、を解き明かしていきます。</em><br /><br /><em>死の危険は、知っていれば避けられる可能性は高くなる。</em><br /><br /><em><span>「まさか、こんなことで」死なないために──</span><br /><span>最期はやっぱり、老いで逝くために──</span><br /><span>この本は、大切な命を救う本です。</span><br /><br /><span>死の危険は、知っていれば避けられる。</span><br /><span>本書では「なぜ死に至ってしまうのか」「そのような危険を回避する方法」も解説しています。</span><br /><br /><br /><span>１章　日常生活に潜む死の危険</span><br />パンで死ぬ／熱いお茶を飲んで死ぬ／薬の用法・用量を間違えて死ぬ／お風呂で死ぬ／急に怒って死ぬ／性行為で死ぬ／トイレできばって死ぬ／風邪をこじらせて死ぬ／こたつで死ぬ／扇風機で死にかける／受診する病院を間違えて死ぬ／症状を放置して死ぬ／歯が抜けて死ぬ／定年退職後に死ぬ</em><br /><br /><em>２章　家庭内に潜む死の危険</em><br /><em>つまずいて死ぬ／押入れに頭をぶつけて死ぬ／エアコンで死ぬ／仏壇の火で死ぬ／睡眠薬で死ぬ／薬の包装シートで死にかける／タンス貯金で死ぬ／七輪を使用して死ぬ／農薬を飲んで死ぬ／ペットに咬まれて死ぬ／雪下ろしで死ぬ／作り置き料理で死にかける／ゴミ屋敷で死ぬ</em><br /><br /><em>３章　外出先に潜む死の危険</em><br /><em>くしゃみで死ぬ／自然毒を食べて死ぬ／田んぼを見に行って死ぬ／車道に飛び出して死ぬ／蚊に刺されて死ぬ／徘徊して死ぬ／軽い交通事故で死ぬ／飛行機に乗って死ぬ／葬儀場で死ぬ／ペダルを踏み間違えて死ぬ</em><br /><br /><em>４章　レジャーに潜む死の危険</em><br /><em>ジョギングで死ぬ／山菜を採りに行って死ぬ／登山で死にかける／バンジージャンプで死ぬ／プロレス中継を見て死ぬ／磯釣りで死ぬ／シュノーケリングで死ぬ／ゴルフ場で死ぬ／カラオケで死にかける／庭いじりで死ぬ／ボランティア活動で死ぬ／サウナで死ぬ</em><br /><br /><em>５章　人はなぜ老いて、死ぬのか</em><br /><em>高齢者の孤独死について考えてみた／「老い」はこうして作られる／社会が変われば病気も変わる／犯罪や事故に巻きこまれる高齢者／「死んだほうがマシ」の真意／施設内の虐待について思うこと</em><br /><br /><br /><br /><span>テレビドラマの"ヴォイス"や"ガリレオ"、"コード・ブルー"などの監修で有名な現役法医学教授による著書です。</span><br /><br /><span>上記の目次の通り、49事例もの各死に様が紹介されています。</span><br /><br /><span>扱われている症例も日常的なものばかりなので、専門用語も少なく、文章も平易なので大変読み易いです。</span><br /><br /><span>各事例は、良い意味で「いかにも理系の先生が書いているな！」と感じるような端的・簡潔な事例紹介で、個人的にはすごく読みやすかったです。</span><br /><br /><span>自験例も紹介しているものの、某有名法医学作家先生のようにストーリー立てて人情味を描くような文調ではなく、多くがサラッと触れているにいるに過ぎません。</span><br /><br /><span>それでも、決して無機質な事例報告にはなっておらず、身近に存在する"死"に。きっと一般の皆さんも「へぇ、そうなんだ！」と面白く読めるはずですよ。</span><br /><br /><span>同業者である法医学者の目線で言うと、必ずしも法医学事例ばかりではなく、著者の臨床経験も踏まえて書かれている点が大変興味深かったです。</span><br /><br /><br /><span>また単に事例を列挙するだけではなく、各事例において【このような危険を避けるには...】と銘打った対策が文末に記載されています。</span><br /><br /><span>対応策自体は常識的なものも多く、「◯◯をしない」や「早期に受診する」みたいなものも結構あるので、若干おまけ程度ではありますが、そこも今までの法医学本とは違っていて新鮮でした。</span><br /><br /><br /><span>ただ個人的には、この章のみ事例紹介では無いのですが、第5章の『人はなぜ老いて、死ぬのか』の部分が好きです。</span><br /><br /><span>現代の社会における高齢者死亡についての、著者なりの考察というか所感というか...。</span><br /><br /><span>【孤独死 vs. 孤立死】【高齢者自殺】【高齢者虐待】...etc</span><br /><br /><span>そこにこそ、むしろ著者の考えが如実に出ている気がして、読んでいて考えさせられましたねー。</span><br /><br /><br /><span>文章が平易なことに加え、全体の文量はそこまで多くありませんので、数時間程度でサラッと読めるかと思います。</span><br /><br /><span>「こんなにも身近なところに死はあるんだぞ！」というのを、この本を読んで皆さんにも知ってほしいですねッ！！</span><br /><br /><br /><span>ちなみに、以前にこの先生が書いた、似たような趣旨の本を読んだことがあるのですが、それもまた面白かったです。</span><br /><br /><span>『なぜ人は砂漠で溺死するのか？』 (著者：高木 徹也)</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/51sB-phyLsL-2535.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/51sB-phyLsL-2535.html','popup','width=300,height=489,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/51sB-phyLsL-thumb-300x488-2535.jpg" width="300" height="488" alt="51sB-phyLsL.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>この本を読んで面白いと感じた方は、是非↑の本も読んでみてほしいですね！</span></p>]]>
        
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    <title>『死因究明の科学 法医学的アプローチから見る生命の終焉』レビュー</title>
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    <id>tag:houigaku.blog,2025://3.430</id>

    <published>2025-03-17T08:01:27Z</published>
    <updated>2025-03-17T08:01:01Z</updated>

    <summary>2025年3月発売 3520円 [3200円+税] 医歯薬出版 (出版社URL)...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
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        <category term="法医学本レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>2025年3月発売 3520円 [3200円+税] 医歯薬出版 (<a href="https://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=206900" target="_blank" rel="noopener">出版社URL</a>)</span><br /><br /><span>『死因究明の科学 法医学的アプローチから見る生命の終焉』A5判 全156頁 (著者：大澤資樹)</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/20690-4-2529.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/20690-4-2529.html','popup','width=1058,height=1501,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/03/20690-4-thumb-1058x1500-2529.jpg" width="282" height="400" alt="20690-4.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><em><strong>法医学の現場から解き明かす，生と死の境界線</strong></em><br /><br /><em>●法医学の第一線で活躍してきた著者が，その豊富な経験と知見をもとに，突然死や児童虐待，孤立死など，法医学が関わる様々なケースを丁寧に解説．</em><br /><em>●生と死の境界線から脳死，医療事故，災害時の死体検案まで，現代社会が直面する重要な課題に切り込んでいる． 死因究明の現場で培われた確かな視点と，学者としての深い洞察から，生命の尊厳と社会の在り方を問いかける一冊である．医療関係者はもちろん，法律家や一般の方にも，死生観を深める貴重な知見を提供している．</em><br /><br /><em>第1章　生と死の境界線</em><br /><em>第2章　脳死</em><br /><em>第3章　死亡診断</em><br /><em>第4章　看取りの場での工夫</em><br /><em>第5章　死因究明の実践</em><br /><br /><br /><br /><span>東海大学法医学教室を退官された元教授が書かれた本です。</span><br /><br /><span>テキスト・教科書の類いの本ではありませんので、法医学に関する教科書的な記載は少ないですが、</span><br /><br /><span>内容説明にあるように、ご自身の経験と知見を基にして、第1〜5章までの各テーマを法医学者の視点から取り上げています。</span><br /><br /><br /><span>第1章は基礎的な"死"を扱い、さらに第2章で"脳死"やそれに関する臓器移植などについても詳細に記載されています。</span><br /><br /><span>（ただ日常的に死に接する法医学者ではありますが、案外?法医学者は脳死判定に立会しないんですよね...）</span><br /><br /><span>第3章では、実際に悩みどころの多い死亡診断に関する章です。</span><br /><br /><span>"変死"や"死亡診断書/死体検案書"、"死因の種類"など、死因究明のシステムについて記載されており、おそらく医師が最も知りたい内容がここに書かれています。</span><br /><br /><span>そして、ここでは【異状死ガイドライン】に関する背景や経緯についても丁寧に書かれており、是非臨床医の先生方に読んでいただきたいですね！</span><br /><br /><span>【シップマン事件】に触れているところも個人的には興味深かったですね。（Wikipedia記事：「<a href="https://ja.m.wikipedia.org/w/index.php?curid=1348454" target="_blank" rel="noopener">ハロルド・シップマン</a>」）</span><br /><br /><span>第4章・第5章では、"遠隔での死亡診断"や"入浴中急死（ヒートショック）"、"乳児突然死"、"児童虐待"、"身元特定"などの近年話題のテーマが書かれています。</span><br /><br /><br /><br /><span>冒頭にも書いたように、著者が生涯をかけて経験し、関心を抱いたテーマについて深掘りしたような感じとなっています。</span><br /><br /><span>内容的には、個別の事例を振り返るというよりは、アカデミック寄りの内容なので、一般向けというよりは医療従事者向けの本と言えそうです。</span><br /><br /><span>「"医歯薬出版"から出ている」ということも、そういう意図の表れなのでしょう。</span><br /><br /><span>そういう意味では、一般向けのエッセイに比べると読み応えはあります（が、教科書のようにかしこまってはいない）ので、</span><br /><br /><span>興味のある先生は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか！？</span></p>]]>
        
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    <title>第119回医師国家試験 C問題 問64 [119C64]</title>
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    <published>2025-02-11T08:00:46Z</published>
    <updated>2025-02-13T11:58:20Z</updated>

    <summary>58歳の男性。発熱と意識障害のため救急車で搬入された。現病歷: 昨日38.0℃の...</summary>
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        <name>法ブロ先生</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>58歳の男性。発熱と意識障害のため救急車で搬入された。</span><br /><span>現病歷: 昨日38.0℃の発熱があったため仕事を休み、市販の解熱鎮痛薬を内服して自宅で様子をみていた。今朝はベッドで横になったままで呼びかけに反応がなかったため、家族が救急車を要請した。</span><br /><span>〜略〜</span><br /><span>血液培養採取と同時に静脈路を確保し、輸液と抗菌薬投与を開始したが、血圧が低下した状態が続いている。</span><br /><br /><span>119C64</span><br /><span>集中治療が継続されたが患者は入院4日目に死亡した。家族に病理解剖について説明したところ承諾され、実施することとなった。</span><br /><span>正しいのはどれか。</span><br /><br /><span>a　解剖終了後は遺体を家族に返還する。</span><br /><span>b　解剖に使用した器具は全て廃棄する。</span><br /><span>c　解剖を実施したことを警察に届け出る。</span><br /><span>d　解剖に関わった医療従事者は予防抗菌薬を内服する。</span><br /><span>e　死亡診断書は病理解剖報告書が完成した後に発行する。</span><br /><br /><br /><br /><br /><span>正答は[a]です。</span><br /><br /><br /><span>[a] 正しい。当然ですが、解剖後はご遺体を遺族に返還することになります。</span><br /><br /><span>[b] 誤り。確かに、解剖後、ディスポーザブルの器具は感染性廃棄物として廃棄します。しかし、一部器具は滅菌処理等を行い、再度使用することもあります。</span><br /><br /><span>[c] 誤り。解剖実施の報告は警察に不要です。もし解剖を実施して、「犯罪と関係のある異状があると認めたとき」は警察への届け出る義務があります。</span><br /><br /><span>死体解剖保存法 第11条「<em>死体を解剖した者は、その死体について犯罪と関係のある異状があると認めたときは、二十四時間以内に、解剖をした地の警察署長に届け出なければならない。</em>」</span><br /><br /><span>[d] 誤り。解剖に関わった者への予防抗菌薬の投与が一般的な疾患は、現在のところありません。</span><br /><br /><span>[e] 誤り。病理解剖報告書の完成は、病理組織所見が出揃う数ヶ月後になります。従って、(そこまでご遺体をそのままにするわけにもいきませんし)、それまでに暫定の死亡診断書が発行されます。</span><br /><br /><br /><br /><span>この問題は、法医学には直接関係ありませんが、解剖に関連した問題となっています。</span><br /><br /><span>昨今のコロナ禍を念頭に置いた問題なのかも知れません。</span><br /><br /><span>ただし、一般常識的に考えても、そこまで難易度は高くないでしょう。</span><br /><br /><br /><span>今般のコロナ感染症に関連して、[a]や[b]、[d]といった選択肢に迷った受験生も若干いたかも知れません。</span><br /><br /><span>コロナ禍真っ只中では、"納体袋での出棺"や"死後24時間以内の火葬"などの特別な対応をしていた頃もありましたが、5類移行後は基本的に通常時の対応と同じです。</span><br /><br /><span>[a]について言えば、コロナ禍であっても「ご遺体を遺族に返還しない」なんて対応はありませんし、あってはなりません。</span><br /><br /><span>従って、常識的に考えても「[a]が正答である」と殆どの受験生は答えられたと思います。</span><br /><br /><br /><span>[b]の"使用器具の全廃棄"は、確かに、【プリオン病】などの特定の感染性疾患では、全ての使用機器は可能な限り焼却処分することが求められています。(※「プリオン病の剖検マニュアル」より)</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/prion_autopsy-2517.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/prion_autopsy-2517.html','popup','width=1064,height=1394,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/prion_autopsy-thumb-1064x1393-2517.jpg" width="489" height="640" alt="prion_autopsy.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>ただ、本事例はプリオン病を匂わせる記載はありませんし、今回は全器具の廃棄までの対応が必ずしも必要であるとは考えなくともよいでしょう。</span><br /><br /><br /><span>[d]に関しては、例えばインフルエンザウイルス感染症では、オセルタミビルなどの抗ウイルス薬に予防の薬効があったりします。(※抗菌薬ではない)</span><br /><br /><span>しかし、仮にご遺体がインフルエンザウイルスに感染していても、解剖関係者が予防薬を内服することはありませんし、解説の通り、そのような対応を要する疾患は現在のところありません</span><br /><br /><br /><span>深く考えると、各選択肢で気になってしまいそうになるポイントは多少ありますが、[a]が明らかに正答なので、迷うことはなかったはずです。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/article/427.html" target="_blank" rel="noopener">119C47</a>と同様、トレンディな問題が今流行っているのかも知れませんね。</span><br /><br /><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C64-2520.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C64-2520.html','popup','width=976,height=470,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C64-thumb-976x469-2520.jpg" width="640" height="307" alt="119C64.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></p>]]>
        
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    <title>第119回医師国家試験 C問題 問47 [119C47]</title>
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    <published>2025-02-11T03:00:58Z</published>
    <updated>2025-02-13T23:07:01Z</updated>

    <summary>119C4758歳の女性。既往歴に特記すべきことはない。昨日、交通事故で死亡した...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
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    </author>
    
        <category term="法医学過去問" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span>119C47</span><br /><span>58歳の女性。既往歴に特記すべきことはない。昨日、交通事故で死亡した息子の通夜があった。息子の傍にいたいと言って棺が安置されている部屋に行ったまま、朝になっても帰ってこないのを不審に思った夫が部屋に行ったところ、棺内に上半身を入れた状態で死亡しているのを発見した。</span><br /><span>死因で考えられるのはどれか。</span><br /><br /><span>a　トルエン中毒</span><br /><span>b　硫化水素中毒</span><br /><span>c　一酸化炭素中毒</span><br /><span>d　二酸化炭素中毒</span><br /><span>e　ホルマリン中毒</span><br /><br /><br /><br /><br /><span>正答は[d]です。</span><br /><br /><br /><span>[a] 誤り。【トルエン中毒 ≒ シンナー中毒】です。今回のケースには関係しません。</span><br /><br /><span>[b] 誤り。一時期、特定の入浴剤とトイレ洗浄剤を混ぜることで発生した硫化水素を使った自殺が流行しましたが、当該入浴剤の発売停止をきっかけに件数は次第に減少していきました。今回のケースには関係ありません。</span><br /><br /><span>[c] 誤り。練炭や排気ガスによる中毒が有名ですが、今回のケースとは関係がありません。</span><br /><br /><span>[d] 正しい。ご遺体を冷やすためのドライアイスが溶け、発生したCO2によるCO2中毒死です。</span><br /><br /><span>[e] 誤り。系統解剖や病理学で、ホルマリンに馴染みのある学生がいたかも知れませんが、今回の問題には関係しません。</span><br /><br /><br /><br /><span>これはかなりトレンディな問題ですね。</span><br /><br /><span>2023年に、棺内のドライアイスから発生した二酸化炭素による中毒死事例が、ニュースでも報道されました。</span><br /><br /><span>それを受けて消費者庁も、注意を促すページをHP上に公開しています。(参考リンク：消費者庁「<a href="https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_071/" target="_blank" rel="noopener">棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒に注意</a>」)</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/coffin-causion1-2502.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/coffin-causion1-2502.html','popup','width=1034,height=715,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/coffin-causion1-thumb-1034x714-2502.jpg" width="640" height="442" alt="coffin-causion1.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/coffin-causion2-2505.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/coffin-causion2-2505.html','popup','width=873,height=578,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/coffin-causion2-thumb-873x577-2505.jpg" width="640" height="423" alt="coffin-causion2.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><br /><span>機序としては単純で、空気より重い二酸化炭素が棺の中に溜まって、それを吸った遺族がCO2中毒で亡くなってしまうわけです。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/CO2-kijo-2508.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/CO2-kijo-2508.html','popup','width=929,height=425,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/CO2-kijo-thumb-929x424-2508.jpg" width="640" height="292" alt="CO2-kijo.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>酸欠の要素ありますが、棺のような閉鎖空間では、高濃度のCO2が溜まるので、二酸化炭素中毒の影響の方が強いとされます。</span><br /><br /><br /><span>このように、ニュースになった死因報道が、比較的すぐに国試に出題されるとは､､､恐るべし医師国家試験です。</span><br /><br /><span>今後もこういった類いの報道には注意が必要ですね...。</span><br /><br /><br /><span>ちなみに、過去には"棺"だけでなく、"ドライアイス搬送業者"に対する注意喚起もなされています。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/dryice-causion-2511.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/dryice-causion-2511.html','popup','width=957,height=1363,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/dryice-causion-thumb-957x1362-2511.jpg" width="281" height="400" alt="dryice-causion.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C47-2523.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C47-2523.html','popup','width=1021,height=533,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C47-thumb-1021x532-2523.jpg" width="639" height="333" alt="119C47.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></p>]]>
        
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    <title>第119回医師国家試験 C問題 問39 [119C39]</title>
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    <id>tag:houigaku.blog,2025://3.426</id>

    <published>2025-02-11T00:00:55Z</published>
    <updated>2025-02-13T11:56:11Z</updated>

    <summary>119C3998歳の女性。家族から呼吸が止まったと往診依頼があった。5年前に脳梗...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>119C39</span><br /><span>98歳の女性。家族から呼吸が止まったと往診依頼があった。5年前に脳梗塞を発症し、3年前から寝たきりとなり、訪問診療を受けている。本人の意向で積極的な治療は行わずに在宅看取りの方針であった。1か月前からほとんど食事が摂れなくなり、体重が減少してきた。2週間前から傾眠状態となり、ここ数日は体を揺すっても反応がなかった。本日未明に依頼があり、早朝に往診した。家族によると 4時間前に呼吸が止まったという。診察を行い、瞳孔散大、呼吸停止および心停止を確認した。背中にはわずかに死斑が出現し、顎関節には死後硬直が出現していた。身体に外傷はなく、るいそうと脱水所見を認めた。経過と死体所見から老衰による死亡と判断した。</span><br /><br /><span>死亡診断書の直接死因欄に記載するのはどれか。</span><br /><br /><span>a　老衰</span><br /><span>b　心不全</span><br /><span>c　脳梗塞</span><br /><span>d　呼吸不全</span><br /><span>e　不詳の死</span><br /><br /><br /><br /><br /><span>正答は[a]です。</span><br /><br /><br /><span>[a] 正しい。そもそも「老衰とによる死亡と判断した。」と文中に記載されています。老衰の原因になった疾病等(＝原疾患)の記載はないため、直接死因には素直に【老衰】と書くのが正しいです。</span><br /><br /><span>[b, d] 誤り。"死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル"に、『疾患の終末期の状態としての「心不全」、「呼吸不全」等は記入しない』と記載されています。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/shumatsuki-2481.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/shumatsuki-2481.html','popup','width=934,height=273,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/shumatsuki-thumb-934x272-2481.jpg" width="639" height="186" alt="shumatsuki.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>両者に先行する明らかな疾患の認められない今回のケースで記載してしまうと、"疾患(←ここでは老衰)の終末期"と考えられますので、心不全や呼吸不全の記載は不適です。文中の「呼吸停止/心停止」は、単なる"死の徴候"を示したものに過ぎません。</span><br /><br /><span>[c] 誤り。悩むとすれば、この選択肢でしょうが、【脳梗塞→老衰】の因果関係が、問題文からははっきり読み取れません。流石に脳梗塞を直接死因とするのは常識的に厳しいと思います。</span><br /><br /><span>[e] 誤り。これは問題文に「老衰とによる死亡と判断した。」と書いてあるので、あえて"不詳"とせず、きちんと死因は記載しましょう。</span><br /><br /><br /><br /><span>死亡診断書記載のルールに関する問題です。</span><br /><br /><span>厚生労働省の出す"死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル"には、こう書かれています。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/rousui-rule-2484.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/rousui-rule-2484.html','popup','width=1852,height=472,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/rousui-rule-thumb-1852x471-2484.jpg" width="637" height="162" alt="rousui-rule.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>【死因としての「老衰」は、高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合のみ用います。】</span><br /><br /><span>逆に言えば、「自然死と考えられる場合は、老衰と書いて良い」ということですね。</span><br /><br /><br /><span>今回の問題の場合、5年前に脳梗塞を発症されています。</span><br /><br /><span>なので、「この"脳梗塞"をどう扱うか？」になってくるかと思います。</span><br /><br /><span>前述の解説のように、問題文を常識的に読めば、脳梗塞と老衰の因果関係ははっきりしませんので、普通に考えると、</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin1-2487.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin1-2487.html','popup','width=885,height=491,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin1-thumb-885x490-2487.jpg" width="399" height="221" alt="119c39-shiin1.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>↑このように書く医師が殆どだと思いますし、私もそう思います。</span><br /><br /><br /><span>百歩譲るなら、Ⅱ欄に脳梗塞を記載して、</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin2-2490.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin2-2490.html','popup','width=885,height=491,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin2-thumb-885x490-2490.jpg" width="399" height="221" alt="119c39-shiin2.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>↑この書き方でしょうか。</span><br /><br /><span>やはり因果関係がはっきりしないので、↓下のように書くのは、個人的には少し言い過ぎな気がします。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin3-2493.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin3-2493.html','popup','width=885,height=491,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119c39-shiin3-thumb-885x490-2493.jpg" width="399" height="221" alt="119c39-shiin3.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>ちなみに、後2者で書くと、死因統計上は老衰ルール(※↓画像参照)もあるため、"脳梗塞"が死因として集計されます。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/rousui-ICD-rule-2496.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/rousui-ICD-rule-2496.html','popup','width=905,height=641,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/rousui-ICD-rule-thumb-905x640-2496.jpg" width="400" height="283" alt="rousui-ICD-rule.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><br /><span>受験生の中には「死因に老衰と書いてはいけない」と勘違いしている人もいたようですが、それは間違いです。</span><br /><br /><span>実際に診察・検案して、「死因は老衰だ」と判断したのなら、それを死因に書くことは全く可能です。</span><br /><br /><span>超高齢化社会で、これからこのようなケースも増えてくるでしょうから、しっかりとルールを学びましょう。</span><br /><br /><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C39-2499.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C39-2499.html','popup','width=978,height=689,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/119C39-thumb-978x688-2499.jpg" width="640" height="450" alt="119C39.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>法医学者の年収・給料　〜司法解剖謝金・死体鑑定謝金〜</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://houigaku.blog/article/425.html" />
    <id>tag:houigaku.blog,2024://3.425</id>

    <published>2024-11-22T08:01:52Z</published>
    <updated>2024-11-22T09:16:10Z</updated>

    <summary>「法医学に興味がある！...でも給料ってどれくらいなんだろう？」法医学者になりた...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学者になるには" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>「法医学に興味がある！...でも給料ってどれくらいなんだろう？」</span><br /><br /><span>法医学者になりたいと思っても、実際にどれくらいのお給料が貰えるのか？がわからないと不安ですよね。</span><br /><br /><span>そこで、今回は【<strong><span style="text-decoration: underline;">法医学者の年収・給料</span></strong>】について書いていきたいと思います。</span><br /><br /><span>なお、記事にある数字は全て一例に過ぎず、これに該当しないケースもあることを十分理解した上で読んでください。</span><br /><br /><br /></p>
<h2>【法医学者の給料の種類】</h2>
<p><br /><span>まず法医学者の給料には大きく3つあります。</span><br /><span></span></p>
<ol>
<li><strong>大学からの給料（←これがメイン）</strong></li>
<li><strong>解剖謝金</strong></li>
<li><strong>アルバイト代</strong></li>
</ol>
<p><span></span><span>大学から貰える給料がメインで、そこに＋αとして解剖謝金やバイト代が加わる形です。</span><br /><br /><span>ひとつずつ詳しく見ていきましょう。<br /></span><br /><span></span></p>
<h2>【法医学者の給料の詳細】<span><br /></span></h2>
<h3>① 大学からの給料</h3>
<p><span>法医学者の殆どが大学教員なので、大学からの給料が年収のメインとなります。</span><br /><br /><span>あくまで"目安"ですが、大体下記の通りの年収となっています。（ボーナスや手当を含む。"手取り"ではない）</span><br /><span></span></p>
<ul>
<li><strong>教授 → 1000万円＋α</strong></li>
<li><strong>准教授 → 800万円＋α</strong></li>
<li><strong>講師 → 700万円＋α</strong></li>
<li><strong>助教 → 600万円＋α</strong></li>
</ul>
<p><span>基本的にこれは大学教員で共通しているので、法医学教室所属だからといって「特別低い/高い」はありません。</span><br /><br /><span>病院勤務医のように当直等はありませんので、勤続年数や各種手当等による小さな変動はあれど、大きく増加することはないです。</span><br /><br /><span></span></p>
<h3>② 解剖謝金</h3>
<p><span></span><span>法医学独特の収入として"解剖謝金"があります。</span><br /><br /><span>正確には、【司法解剖謝金】と【死体鑑定謝金】の2種類です。</span><br /><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/kaibou-shakin-2466.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/kaibou-shakin-2466.html','popup','width=932,height=450,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/kaibou-shakin-thumb-932x449-2466.jpg" width="599" height="288" alt="kaibou-shakin.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>まず解剖謝金には、大きく3つあります。</span><br /><br /><span></span></p>
<ul>
<li>司法解剖謝金：解剖に対する"鑑定人"への謝金。解剖時間毎に支払われる。</li>
<li>死体鑑定謝金：鑑定に対する"鑑定人"への謝金。鑑定書の枚数毎に支払われる。（※鑑定書を出さないと貰えない）</li>
<li>司法解剖検査料：検査に対する"大学"への費用。実施検査毎に支払われる。</li>
</ul>
<p><br /><span>この3つのうち、法医学者(→鑑定医)に直接支払われるのが、【司法解剖謝金】と【死体鑑定謝金】なのです。<br /><br /></span><span>全国一律であり、具体的に支払われる金額も決まっています。</span><br /><br /><span>さすがに詳細まで出すと御上から叱られそうなので、10年以上前に出された通知から引用したいと思います。</span><br /><span>（引用：<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1329883.htm" target="_blank" rel="noopener">司法解剖に伴う経費の取扱いについて（通知） ＠文部科学省</a>）</span><br /><br /><span>厳密に言うと、現在では個別の金額は変わっていますし、支払金額の天井も決められていますが、考え方としては今でも大きく変わっていないので、大いに参考になると思います。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%281%29-2469.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%281%29-2469.html','popup','width=1240,height=1754,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%281%29-thumb-1240x1753-2469.jpg" width="452" height="639" alt="1329883_01 (1).jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>ちなみに、司法解剖謝金は鑑定医が教授か？非教授か？で金額が違い、教授の場合は現在【9360円/1時間】です。</span><br /><span>（引用元：<a href="https://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/kanijiru/backnumber/vol10/special/32133.html" target="_blank" rel="noopener">「法医学」の世界 ＠鳥取大学医学部附属病院</a>）</span><br /><br /><span>また司法鑑定謝金は、現在大幅に増額されています。</span><br /><br /><span>結局両者を合わせると、臨床医でいうところの【休日の当直代】くらいにはなります。</span><br /><br /><span>法医学者にとって、正直これはかなり大きいです。</span><br /><br /><span>週に1回 司法解剖を自分で執刀して、きちんと鑑定書まで出せば、年収が<span style="text-decoration: underline;">+数百万円</span>になる可能性もあります。</span><br /><br /><br /><span>ちなみに、個人の収入には関係ないものの、"司法解剖検査料"という項目もあります。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%282%29-2472.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%282%29-2472.html','popup','width=1240,height=1754,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%282%29-thumb-1240x1753-2472.jpg" width="452" height="639" alt="1329883_01 (2).jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><span><br /></span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%283%29-2478.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%283%29-2478.html','popup','width=1240,height=831,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/11/1329883_01%20%283%29-thumb-1240x830-2478.jpg" width="452" height="303" alt="1329883_01 (3).jpg" class="mt-image-none" /></a><br /><br /><span>金額は各検査項目毎に決められており、検査を実施する毎に請求できます。</span><br /><br /><span>しかし、こちらは法医学者個人の懐に入るわけではなく、"大学"に支払われます。</span><br /><br /><span></span></p>
<h4>※調査法解剖について</h4>
<p><span></span><span>法医解剖には、"司法解剖"だけでなく"調査法解剖"もあります。</span><br /><br /><span>「調査法解剖を執刀した場合はどうなの？」と思う人もいるかも知れませんね。</span><br /><br /><span>実は、こちらに関しては『費用の全てが大学に支払われる』という形になっており、法医学者個人には1円も支払われません。</span><br /><br /><span>従って、法医解剖において法医学者個人に支払われるのは、あくまで【司法解剖謝金】と【死体鑑定謝金】だけです。</span><br /><br /><span></span></p>
<h3>③ アルバイト代</h3>
<p><span></span><span>最後はアルバイト代です。</span><br /><br /><span>これは、法医学者であっても、基本的に"臨床医としてのアルバイト"であることが多いです。</span><br /><br /><span>当直（＝病院に泊まり勤務）なら1夜で約3〜5万円、休日なら1日で10万円弱といったところでしょうか。</span><br /><br /><span>「毎週〇曜日」や「月に〇回」みたいな形で勤務すれば、頑張れば<span style="text-decoration: underline;">月に数十万円</span>（≒ <span style="text-decoration: underline;">年間で数百万円</span>）になるわけですね。</span><br /><br /><span>実際、現在法医学者として働く多くの先生がアルバイトをやっており、生活の足しにしています。</span><br /><br /><span>ただし、各大学でアルバイト・外勤に関する規定が設けられており、本業(＝大学業務)に支障が出るほどの勤務はできません。</span><br /><br /><span>ちなみに、私が院生の頃はバイトだけで生活していましたが、年収は約700万円でした。（※教室の方針に因るが、院生にバイト制限はないため）</span><br /><br /><br /><span>その他、特殊なアルバイトとして、一部地域の法医学者であれば【非常勤監察医】という形もあり得ます。</span><br /><br /><span>しかし、解剖謝金やアルバイト代に比べると、金額はそれほど大きくはないそうです。</span><br /><br /><span></span></p>
<h2>【まとめ】</h2>
<p><span></span><span>まとめますと､､､</span><br /><span></span></p>
<ul>
<li><strong>大学教員としての給料【約600〜1000万円】</strong></li>
<li><strong>解剖謝金【数百万円】</strong></li>
<li><strong>アルバイト代【数百万円】</strong></li>
</ul>
<p><span>合計すると、普通に頑張れば、大体<span style="text-decoration: underline;">約1000万円弱</span>くらいの年収にはなります。</span><br /><br /><span>とは言え、司法解剖を執刀させてもらえなければ解剖謝金は貰えませんし、自分でバイトを探して大学規定の範囲内で働かなければバイト代も入りません。</span><br /><br /><span>特に解剖謝金は、そこの法医学教室で行われる司法解剖全てを特定の法医学者1人だけで行うわけではありませんし、そもそも都道府県によって解剖数自体も様々なので、結果的に数百万円に至らない場合も普通にあります。</span><br /><br /><span>なので、単純に「法医学者も高給じゃん」と思うのはやや安直すぎるかも知れません。</span><br /><br /><br /><br /><span>以上、今回は【<span style="text-decoration: underline;"><strong>法医学者の年収・給料</strong></span>】について見てきました。</span><br /><br /><span>冒頭に書いたように、記事にある数字はあくまで一例に過ぎません。</span><br /><br /><span>あまり数値ばかりに目を向けるのではなく、法医学者の実態を知り、「法医学者の生計の立て方」の目安にしていただければ幸いです。</span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>拳銃自殺におけるOral Stretch Marks（口部伸展創）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://houigaku.blog/article/424.html" />
    <id>tag:houigaku.blog,2024://3.424</id>

    <published>2024-05-31T08:01:46Z</published>
    <updated>2024-05-31T21:25:59Z</updated>

    <summary>今回は銃創に関連した&quot;Oral Stretch Marks&quot;について書いていきた...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学知識" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>今回は銃創に関連した"Oral Stretch Marks"について書いていきたいと思います。</span><br /><br /><span>"Oral Stretch Marks"...日本語に訳すと【口部伸展創】です。</span><br /><br /><span>これは歴とした専門用語ではなく、単なるキズの状態を表した言葉に過ぎません。</span><br /><br /><span>おそらく教科書にも直接ワードとしては載っていないでしょう。</span><br /><br /><span>しかし、大変興味深いキズなので、サラッと触れたいと思います。</span><br /><br /><br /><br /><span>【Oral Stretch Marks / 口部伸展創】</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/05/oral-stretch-marks-2460.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/05/oral-stretch-marks-2460.html','popup','width=663,height=541,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/05/oral-stretch-marks-thumb-663x540-2460.jpg" width="640" height="522" alt="oral-stretch-marks.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>口部の皮膚が伸ばされてできるキズです。</span><br /><br /><span>創傷の分類で言うなら、"裂創"もしくは"伸展創"です。(参考リンク：「<a href="https://houigaku.blog/article/78.html" target="_blank" rel="noopener">裂創</a>」「<a href="https://houigaku.blog/article/165.html" target="_blank" rel="noopener">伸展創</a>」)</span><br /><br /><span>何故これが重要なのか？というと...</span><br /><br /><span>「拳銃による自殺を示唆する所見の1つ」と言われるからです。</span><br /><br /><br /><br /><span>あくまである教科書の一説に過ぎませんが、</span><br /><br /><span>「拳銃による自殺の場合は、銃口を咥え込んで密閉するのため、発砲した際の爆風によって唇が伸展して裂創が出来る」というのです。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/05/gun-suicide-2463.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/05/gun-suicide-2463.html','popup','width=527,height=425,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/05/gun-suicide-thumb-527x424-2463.jpg" width="400" height="322" alt="gun-suicide.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><span>逆に他殺の場合は、恐怖心から口を密閉させることはないので、その口の隙間から爆風が抜けて伸展創が出来ないということですね。</span><br /><br /><span>従って、この"Oral Stretch Marks"は自他殺の鑑別に重要なポイントであるとのことです。</span><br /><br /><br /><span>確かに、一見すると、理屈は通っているようには思います。</span><br /><br /><span>しかし、残念ながら、私はこのようなシチュエーションの解剖経験が無いため何とも言えません...。</span><br /><br /><span>でも、海外の偉い先生がおっしゃっているので、「まぁ、そうなんだろうな」です。</span><br /><br /><br /><span>ただし注意点もあって、散弾銃やライフル銃のように、発砲時の爆風が比較的強い銃では、口を密閉していよう(≒自殺)が、密閉してなかろう(≒他殺)が、口唇に裂創は出来ます。</span><br /><br /><span>また大前提ですが、「銃身を咥え込んでいるからといって、必ずしも自殺とは限らない」(＝銃身を咥え込んでいないからといって、必ずしも他殺とも限らない)ということにも気をつけなければなりません。</span><br /><br /><span>あくまでも「一つの傾向に過ぎない」ということですね。</span><br /><br /><br /><span>ということで、今回は"Oral Stretch Marks"について簡単に書きました。</span><br /><br /><span>まるでドラマや小説に出てきそうな所見ですよね。笑</span><br /><br /><span>日本では、拳銃自殺は少ないので経験する機会は殆ど無いとは思いますが、私も出会った際は気をつけて検案したいと思います！</span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>『学生のための法医学 改訂7版』レビュー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://houigaku.blog/article/429.html" />
    <id>tag:houigaku.blog,2024://3.429</id>

    <published>2024-03-31T23:59:37Z</published>
    <updated>2025-02-18T06:06:00Z</updated>

    <summary>2024年4月発売 6050円 [5500円+税] 南山堂 (出版社URL)『学...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
    </author>
    
        <category term="法医学本レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>2024年4月発売 6050円 [5500円+税] 南山堂 (<a href="https://www.nanzando.com/products/detail/19027" target="_blank" rel="noopener">出版社URL</a>)</span><br /><br /><span>『学生のための法医学 改訂7版』B5判 全356頁 (著者：久保真一, 神田芳郎, 池松和哉, 佐藤寛晃)</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/0304093851_65e5181bbafa3-2526.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/0304093851_65e5181bbafa3-2526.html','popup','width=1064,height=1501,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2025/02/0304093851_65e5181bbafa3-thumb-1064x1500-2526.jpg" width="284" height="400" alt="0304093851_65e5181bbafa3.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><em><strong>法医学の扉を開けるあなたへ！未来の医療につながる一冊</strong></em><br /><br /><em>はじめて法医学を学ぶ学生を対象に執筆，編集した教科書の改訂7版．</em><br /><em>初版から受け継がれた編集方針は変更せず，昨今の医学教育の変化に対応できるようアップデートした．医学教育の改革に伴い，医学教育モデル・コア・カリキュラムが改訂され，医師国家試験や共用試験における法医学の重要性が高まっている．7版では医学教育モデル・コア・カリキュラムとの関連性を強調し，過去の試験問題も含めて解説を充実させた．また，急速な社会構造の変化や医療の進展に対応し，法医学の知識が在宅医療などでも重要であることを認識できる内容になっている．</em><br /><em>第一線で活躍する執筆者による，学生のみならず，臨床医をはじめ死因究明などに携わるあらゆる分野の方々にご活用いただける一冊．</em><br /><br /><br /><br /><span>久しぶりに法医学の教科書が出ました。</span><br /><br /><span>この前が、おそらく2022年に出版された「標準法医学 第8版」だったと思うので、およそ2年ぶりです。(参考記事：「<a href="https://houigaku.blog/article/245.html" target="_blank" rel="noopener">標準法医学 第8版 レビュー</a>」)</span><br /><br /><span>法医学の教科書は発刊頻度が少ないのが非常に残念ですね。</span><br /><br /><span>この【学生のための法医学】は有名なシリーズで、今回の改訂でもう7回目です。</span><br /><br /><span>「改訂が多い」ということは、「廃版になることなく）都度ちゃんとアップデートされている」ので、素晴らしいですね。</span><br /><br /><span>(※ちなみに、現在おそらく法医学において継続して最も改訂されているのは、先の「標準法医学」の第8版でしょうか。)</span><br /><br /><br /><span>内容はもちろん教科書として一通りの法医学の一般事項に関してはきちんと網羅されています。</span><br /><br /><span>その上で...さすがに最新の出版になるので、随所に最新の情勢を反映した記載が目立ちます。</span><br /><br /><span>新型コロナウイルス感染症や死亡時画像検査、遺伝子多型など。</span><br /><br /><span>特に"死亡時画像検査"の項目は、他の教科書よりも画像が豊富で、記載も若干多めな印象を受けます。</span><br /><br /><span>また、周産期死亡(嬰児死)や幼児虐待に関する記載も割と詳細に記載されています。</span><br /><br /><br /><br /><span>全体として完成度も高く、大変満足のいく教科書だと思いますねー！</span><br /><br /><br /><span>かねてから書いているように、日本語の法医学の教科書は、どの教科書もある程度、大筋の記載内容は似通っています。</span><br /><br /><span>従って、勉強しようとする際も、"有名所"の教科書を選べばそこまで大きく問題になることはありません。</span><br /><br /><span>ただ唯一注意すべきは、どの教科書を買うにせよ「最新版を買うこと」です。</span><br /><br /><span>進歩の遅い法医学とはいえ、やはり日に日に進歩はしています。</span><br /><br /><span>なので、基本的に「教科書は新しいほど良い」となってきます。</span><br /><br /><span>そういう意味では、今回の本は（内容は当然まともですし）、最も新しく発行された教科書になるので、現時点で最高のチョイスと言えるかも知れませんね！</span></p>]]>
        
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    <title>第118回医師国家試験 F問題 問26 [118F26]</title>
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    <published>2024-02-05T09:30:31Z</published>
    <updated>2024-02-05T08:35:18Z</updated>

    <summary>118F26頸部を圧迫した際に閉塞しないのはどれか。ａ　気管ｂ　外頸静脈ｃ　総頸...</summary>
    <author>
        <name>法ブロ先生</name>
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        <category term="法医学過去問" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span>118F26</span><br /><span>頸部を圧迫した際に閉塞しないのはどれか。</span><br /><br /><span>ａ　気管</span><br /><span>ｂ　外頸静脈</span><br /><span>ｃ　総頸動脈</span><br /><span>ｄ　内頸静脈</span><br /><span>ｅ　腕頭動脈</span><br /><br /><br /><br /><br /><span>正答は【e】です。</span><br /><br /><br /><span>[a] [b] [c] [d] 誤り。</span><br /><span>[e] 正しい。頚部にある脈管系は、当然力を掛ければいずれ閉塞します。逆に腕頭動脈は胸骨柄・胸鎖関節レベルという比較的低位置を走行しており、頚部を走行しないため、どれだけ頚部を圧迫しても閉塞しようがありません。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/keibu-myakkann-2454.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/keibu-myakkann-2454.html','popup','width=825,height=606,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/keibu-myakkann-thumb-825x605-2454.jpg" width="640" height="469" alt="keibu-myakkann.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><br /><span>頚部圧迫に関する問題ですが、実際は"頚部脈管系の解剖学的位置"に関する問題ですね。(参考記事：「<a href="https://houigaku.blog/article/204.html" target="_blank" rel="noopener">頚部にかかる力</a>」)</span><br /><br /><span>これは当たり前ですが、「頚部圧迫で閉塞する → 頚部を走行する」なので、</span><br /><br /><span>「頚部圧迫で閉塞しない → 頚部を走行しない」→ 【腕頭動脈】で問題なく一発回答かと思います。</span><br /><br /><br /><span>ちなみに、閉塞までの力が大きいもの(＝閉塞に力がより大きな必要となる脈管系)は順に、</span><br /><br /><span>椎骨動脈＞気管＞頚動脈＞頚静脈</span><br /><br /><span>となります。</span><br /><br /><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/118F26-2457.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/118F26-2457.html','popup','width=580,height=384,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/118F26-thumb-580x383-2457.jpg" width="580" height="383" alt="118F26.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></p>]]>
        
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    <title>第118回医師国家試験 E問題 問22 [118E22]</title>
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    <published>2024-02-04T03:00:58Z</published>
    <updated>2025-02-13T06:51:23Z</updated>

    <summary>118E22死亡診断書で正しいのはどれか。ａ　解剖所見は記載できない。ｂ　歯科医...</summary>
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        <name>法ブロ先生</name>
        <uri>https://houigaku.blog</uri>
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        <category term="法医学過去問" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://houigaku.blog/">
        <![CDATA[<p><span>118E22</span><br /><span>死亡診断書で正しいのはどれか。</span><br /><br /><span>ａ　解剖所見は記載できない。</span><br /><span>ｂ　歯科医師は発行できない。</span><br /><span>ｃ　主治医以外は記載できない。</span><br /><span>ｄ　医師が署名しなければならない。</span><br /><span>ｅ　保健所に届け出なければならない。</span><br /><br /><br /><br /><br /><span>正答は【d】です。</span><br /><br /><br /><span>[a] 誤り。死亡診断書には、解剖所見の記載欄があります。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/kaibouran-2445.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/kaibouran-2445.html','popup','width=1299,height=99,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/kaibouran-thumb-1299x98-2445.jpg" width="599" height="45" alt="kaibouran.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><br /><span>[c] 誤り。"死亡診断書"に関しては、医師に加え歯科医師も発行することができます。</span><br /><br /><span>歯科医師法施行規則</span><br />第19条の2　<em>歯科医師は、その交付する死亡診断書に、次に掲げる事項を記載し、署名しなければならない。</em><br /><br /><br /><span>[c] 誤り。Wikipediaによると『主治医＝ある患者の疾患の診療方針全般に対して主たる責任を有する医師のこと』とのことであり、昨今のチーム医療の現状を鑑みると「死亡診断書の記載医 ≠ 主治医」でも良いと考えられます。</span><br /><br /><br /><span>[d] 正しい。死亡診断書には、医師の署名は必要なのですが、必ずしも医師でなければ駄目というわけではなく、歯科医師が記載した場合には、その歯科医師による署名でなければなりません。従って、"医師"と限定した記載は...微妙なところです。</span><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/ishi-shomei-2448.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/ishi-shomei-2448.html','popup','width=1392,height=534,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/ishi-shomei-thumb-1392x533-2448.jpg" width="639" height="245" alt="ishi-shomei.jpg" class="mt-image-none" /></a></span><br /><br /><br /><span>[e] 誤り。死亡診断書(死亡届)の届出先は役所です。なお、記載医は届出義務者ではありません。</span><br /><br /><br /><br /><span>"死亡診断書"に関する問題で、とてもオーソドックスな問題ですね。</span><br /><br /><span>ただ内容としては、解説の通り、若干異議ありな印象を受けます､､､[c]と[d]で悩みます。</span><br /><br /><br /><span>[c]に関しては、本来はおそらく「主治医自ら死亡確認を行い、死亡診断書を記載するのが望ましい」というのはあると思うんですよ。</span><br /><br /><span>しかし、実際に「主治医でなければ記載しては駄目なのか？」と言われると、そこまでの強い制限はなく、</span><br /><br /><span>厚生労働省のマニュアルにも、死亡診断書の記載医に関しては『その死亡者を、自らの診療管理下においている医師』などと書かれているだけなので、明確に「主治医以外は記載できない」が正しいとも言えないんですよね...。（※ただし厚生労働省によると[d]は誤り）</span><br /><br /><br /><span>選択肢[d]に関しても正直悩ましいです。</span><br /><br /><span>解説の通り、歯科医師が死亡診断書を記載した場合に、そこに(別人である)医師が署名すると駄目なわけで、</span><br /><br /><span>「"医師"が署名しなければならない」というのも、すっきり正しいとも言えない気がするんですよね。。</span><br /><br /><span>解説文に載せたマニュアル画像を参考に「医師又は歯科医師が署名しなければならない』としてほしかったですね。</span><br /><br /><span>両者を天秤にかけて、最終的に[d]を正答と考えました。(※後日発表された厚生労働省の正答も[d]でした)</span><br /><br /><br /><br /><span><a href="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/118E22-2451.html" data-test="popup-now" onclick="window.open('https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/118E22-2451.html','popup','width=561,height=370,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="https://houigaku.blog/assets_c/2024/02/118E22-thumb-561x369-2451.jpg" width="561" height="369" alt="118E22.jpg" class="mt-image-none" /></a></span></p>]]>
        
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