法医学者の食事

今回は"法医学者の食事"について書きたいと思います。

とは言っても、普通の大学スタッフと変わらないんですけどね。笑



結論から言うと、

・お弁当を持って行く
・コンビニで買って行く
・買い置きしてあるものを食べる
・学食で食べる

といったところでしょうか。


私自身はお弁当かレトルトが多いですかね。

法医学教室は大学にあるので学生食堂もあるのですが、行ったとしても私は解剖が入ってない日くらいです。

昨今は感染症のこともありますし。



現実はパパッと食べられる軽食程度に抑えています。


解剖が立て込んでいる日は、定時にお食事を食べられないこともしばしばあります。

ご遺族の元へ早く返してあげたいですから、解剖が並んでいたりすると、ほぼぶっ通しになこともあります。

ご遺体を連れてきた警察官の方々も初動で疲れ果て、眠気で半分気を失っている姿をみると「警察官さん達も早く帰してあげたい...」という気持ちにもなります。


そうなると、結局軽食ぐらいがちょうどいいんですよね。

あまり食べ過ぎるとその後の解剖に響きますから。


他に気をつけていることと言えば、私は「カレーやニンニク系は控える」ようにしてます。

解剖では"におい"も重要な所見のひとつなので、念のために。(実際はそんなに影響はないんでしょうけど)



ちなみに、よく聞かれる質問に、

「解剖後にお肉食べられるんですか?」

というのがあります。

答えは『全然食べられます』です。


別に「あえてお肉を食べよう!」なんて思いませんが、目の前に出れば普通に食べますよ。

そこは当然解剖とは別認識ですので、全く別物です。

むしろ「食べられません」なんて言う人は、「解剖中に何を考えているの?」と私は聞きたいくらいですね。



以上、『どんな食事をしているか?』は結局法医学者次第です。


周りをみてみると、

「法医学者(解剖医)には早食いが多い」

という気が個人的にはしているのですが、実際はどうなんでしょうね。

是非全国の法医学者に聞いてみたいものです。