118B18
死亡診断書および死体検案書の一部を別に示す。
Ⅰ欄の記載で外因死はどれか。
a A
b B
c C
d D
e E
正答は【c】です。
[a] [b] [d] [e] 誤り。
[c] 正しい。「外因死か?病死(=内因死)か?」は、原則として『死因欄の最も下位に記載された病名が外因か内因か?』で判断します。従って、(イ)欄に"縊頸"と書かれた[c]が外因死となります。他の選択肢の(イ)欄はどれも疾病(=病気)が書かれています。
死因における内因・外因の判断に関する問題ですね。
広く考えると「死因の種類」に関する問題とも捉えられます。
問題自体も簡単です。
死因の種類を判断するには、今回の問題で言えば、要は(イ)欄を見れば良いわけですね。
そう考えると、明らかに[c]だけ異質ですもんね。
ただ何となーく、[c]以外も外因死っぽさに関連した死因ではあります。
腹膜炎 → 術後合併症
誤嚥性肺炎 → 窒息
血栓症 → 長期臥床
脳出血 → 頭部外傷
どれも問題によっては、外因死の文脈で出てくることもある死因ですので、そこは少し考えられた問題なのかな?と感じたりもします。笑
ちなみに言うまでもなく、自殺も外因死です。