第118回医師国家試験 C問題 問5 [118C5]

118C5
死産届が必要な妊娠週数は何週以降か。

a 8
b 12
c 16
d 20
e 24




正答は【b】です。


[a] [c] [d] [e] 誤り。
[b] 正しい。妊娠12週以降に死産した場合には、死産の届け出が必要となります。



"死産届"に関する単純な問題です。

"死産の届出に関する規程"によって詳細が規定されています。

第2条 この規程で、死産とは妊娠第四月以後における死児の出産をいい、死児とは出産後において心臓膊動、随意筋の運動及び呼吸のいずれをも認めないものをいう。

第4条 死産の届出は、医師又は助産師の死産証書又は死胎検案書を添えて、死産後七日以内に届出人の所在地又は死産があった場所の市町村長に届け出なければならない。


従って、妊娠12週以降に死産した場合、死産してから7日以内に届け出が必要です。

12週未満の場合はいわゆる"流産"となり、死産届は必要ありません。


ちなみに、「死産=死児の出産」→ 「赤ちゃんが母体内ですでに死亡している」ということです。

死産ではなく「母体外に娩出後、赤ちゃんが亡くなった場合」は、赤ちゃんは出生しているため、最終的には[出生届+死亡届]の提出が必要となります。



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