法医学者になるには何年かかるか?

【法医学者になるには何年かかるか?】
【最年少で何歳からか?】

という質問が多いので答えたいと思います。



答えは、

最短では...【25歳】医師免許取ってすぐ (※臨床研修・大学院期間は無し)

通常では...【31歳】医師免許取得6年後 (※臨床研修2年間+大学院4年間)


この詳しい意味を見ていきましょう。(参考記事:「法医学者になるには」)



ここでは法医学医(法医学を専門とする医師)になることを前提として話していきます。

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まず医師免許を取らなければいけません。

少なくとも高校卒業後、大学の医学部で6年間学びます。

そして大学生6年目に医師国家試験を受け、医師免許を取得します。

ここで現役なら25歳です。



①最短 25歳 (医学部入学から6年後)

卒後臨床研修(研修医)を経ずに、ダイレクトに大学法医学教室に所属できた場合はここから法医学者と名乗れると思います。(25歳)

ただしこのコースは私は正直おすすめしません。

今現在法医学者としてやっていくなら、臨床研修で臨床医学を学んだり、大学院で研究手技・手法を学ぶことが必須に近いですから。



②臨床研修なし 29歳 (医学部入学から10年後)

ただし、基礎医のように「臨床研修はしない」という選択肢もなくはありません。

この場合は、医師免許取得後は研修医にならず、すぐに大学院に入学します。

医学部を卒業している場合は、修士課程を経ずに博士課程に進めます。

ですので、入学後4年間学習し修了後、法医学者を名乗ることもできましょう。(29歳)


研究が上手く行けば4年よりも早く修了できることもあるそうですね。

また最近、臨床研修制度の中に『臨床研究医コース』というのも新しく出来たようですので、気になる方はぜひ調べてみてください。

ただし前述のように、臨床医の経験も今の法医学業界では実質必須に近いと思われます。

お世話になる予定の法医学の先生がよっぽどおすすめしない限り、後述のコースがやはり一般的かと思います。


③通常 31歳 (医学部入学から12年後)

この流れが法医学者となる最も一般的でポピュラーかと思います。

医師免許後、通常通り2年間の臨床研修を行います。

その後、大学院に入学し4年間学び修了します。

そして、満を持して法医学教室に所属し、法医学者を名乗ります。

この場合、大学院修了後は31歳になりますね。



以上、3パターンがあり得ます。

大学院生も法医学を研究しているわけなので"法医学者"と呼んで良い気も私はしていますが。

そうなると、医師免許取得後25歳や27歳で名乗っても良さそうですね。

ちなみに"法医学認定医"は「法医学教室に4年以上在籍し研修を終了していること」が条件のひとつになっています。


確かに、そもそも医学部で6年間学んだ後になりますし、"年齢"というのも大事かも知れません。

しかし、法医学では臨床医として何年か学んでから、法医学に転向する先生も多くいらっしゃいます。

その経験は必ず法医学でも活かせますし、決して年齢だけで考えるべきではないと私は思っています。

なので、是非今回の記事は参考までに読んでいただきたいですね。