法医学者の結婚観

今回は「法医学者の結婚観」について書きたいと思います。

似たような記事は以前も書きました。(参考記事:「法医学は7Kか?」)

皆さんは法医学者に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?


アンナチュラルでは『法医学者は結婚できない』
監察医朝顔では『警察官と結婚』

なんて女性法医学者が描かれていましたよね。(俳優さんは皆さんお綺麗でしたけど...笑。)



では実際の法医学者はどうなのか?

もちろん普通に結婚している人も多いです。

『法医学者だから~』というのは私自身は感じていません。


詳しくみていきましょう。



そもそもなぜモテない?(≒結婚できない)というイメージがあるのか?

これはおそらく法医学に対する偏見がまだまだあるのかな?という気はします。

日陰のジメジメした地下解剖室で...のみたいな。


しかし、実際はそんなことありません。

確かに解剖室は地下にあることが多いのですが、室内は明るく感染対策もばっちりです。

そして近年は女性法医学者も増えてきましたし、ドラマの影響もあってか、法医学全体のイメージも年々良くなってきている気がします!(参考記事:「女性法医学者」)



実際に既婚の法医学者も普通にいますよ。

特に私の周りには何故か多い気がしますね。笑


学生時代からのお付き合いというのもありますし、最近は卒後の臨床研修を経る法医学者も多いですので、そこが出会いの方もいらっしゃいますね。


確かに臨床医と比べてしまうと、小さな法医学の世界は出会いが少ないのかも知れません...。

お給料もやはりそれに比べると安いですし。。

でも遊んでいるドクターも見かけません!笑


逆に臨床医と比べた法医学者のメリットは、、、

・(臨床医ほど)仕事に忙殺されない
・勉強会や学会が多いわけでもない
・医師免許はあるので食いっぱぐれはない
・うまくいけば教授になれるかも?

こんなにもあります!



ということで、いろんなことは言われますが、法医学者だからといって結婚できないことは決してないと思います。

結婚する・しないは職業で決まるわけではなく個人の価値観ですからね。

これを決め手に将来の進路を決めるようなことはさすがにないでしょうが、法医学者だからといってこれを引け目に感じる必要も全くありません。

幸せな家庭を持つ法医学者もたくさんいます。

ご心配なく!