102C4異状死と認めた場合,いつまでに所轄警察署に届け出なければならないか.a 直ちにb 12時間以内c 24時間以内d 1週間以内e 翌月の10日まで正答は【c】です。[a] 誤り。一類〜四類感染症+一部の五類感染症を診断した医師は、"直ちに"、その者の氏名、年齢、性別等を都道府県知事に届け出なければなりません。感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法) 第12条「医師は
101H222ヵ月の乳児.午前7時40分に搬入された.心肺停止状態で,当直医が直ちに蘇生を試みたが午前8時15分に死亡が確認された.患児は昨日の午後11時に自宅で乳児用のマットを敷いて仰向けに寝かせられていた.今朝7時に母親が見に行くと,マット上でうつぶせになっており呼吸が止まっていたので直ちに119番通報した.救急隊が到着時に脈拍は触知せず,呼吸は停止していた.これまでの発育は順調で,外表では奇
101E978歳の女性.咳,食欲低下および体重減少を主訴に夫に連れられて来院した.現病歴:2,3ヵ月前から軽度の咳が出現した.食欲が徐々に低下し,体重も減少した.易疲労感があり,全身倦怠感を認めた.この1ヵ月は家で横になっていることが多く,食事の用意や家事は高齢の夫がしていた.家族が病院に行くように何度も勧めたが,家から離れたくないと拒んでいた.今のままでは夫のほうが倒れてしまうと説得されて,よう
101C4死体検案で正しいのはどれか.a 監察医が専任で行う.b 異状死体が対象となる.c 解剖を行う行為を含む.d 遺族の承諾が必要である.e 検案後は警察への届出義務がある.正答は【b】です。[a] 誤り。死体検案は医師なら誰でも行うことが可能です。監察医が選任に行うのは"行政解剖(監察医解剖)"です。[b] 正しい。↓下図のように、検案②は異状死体が対象となります。[c] 誤り。検案は「死因
101B11医師について刑法に規定されているのはどれか.a 守秘義務b 無診察治療の禁止c 処方せん交付の義務d 異状死体の届出義務e 診療録の記載および保存義務正答は【a】です。[a] 正しい。守秘義務(秘密漏示)は"刑法"に規定されています。刑法 第134条「医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことに
100H2850歳の男性.自宅で死亡しているのを発見された.近くに空の瓶と遺書とがあった.死体検案では,角膜混濁は軽度で,眼瞼結膜に溢血点はなく,瞳孔は左右とも縮瞳している.口唇と口腔内とには腐食性変化を認めない.アーモンド臭などの異臭はない.死亡の原因として最も考えられるのはどれか.a 青酸b シンナーc 塩酸d 有機リン剤e 覚醒剤正答は【d】です。[a] 誤り。青酸中毒死は、"紅色の死斑"や
100G6正しい組合せはどれか.a 守秘義務 - 医療法b 診療録の保存 - 医師法c 死亡診断書の交付 - 死体解剖保存法d 療養方法の指導 - 健康増進法e 処方せんの交付 - 薬剤師法正答は【b】です。[a] 誤り。医師の守秘義務(秘密漏示)は"刑法"に規定されています。刑法 第134条「医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がない
100E7死亡診断書で正しいのはどれか.a 歯科医師は発行できない.b 交付は医療法で定められている.c 自殺は不慮の外因死に分類される.d 自ら診察した患者についてのみ交付できる.e 医師本人が署名した場合でも押印が不可欠である.正答は【d】です。[a] 誤り。歯科医師は死亡診断書の発行が可能です。ただし死体検案書は発行できません。[b] 誤り。(医師の)死亡診断書の交付は"医師法"によって定め
99D13医師法に記載されていないのはどれか.a 診療所開設の届出b 異状死体の届出c 処方箋の交付d 診断書の交付e 診療録の記載正答は【a】です。[a] 誤り。診療所開設の届出は"医療法"に記載されています。医療法 第8条「臨床研修等修了医師、臨床研修等修了歯科医師又は助産師が診療所又は助産所を開設したときは、開設後十日以内に、診療所又は助産所の所在地の都道府県知事に届け出なければならない。」
99C245ヵ月の乳児.早朝ぐったりしているのに母親が気付いたとして救急車で搬入された.意識はなく対光反射も認められない.脈拍は触れず,心・肺は停止している.直腸温は35.0℃.全身にチアノーゼ,打撲傷および紫斑を認める.30分間心肺蘇生を試みた後,死亡を確認した.次に行うのはどれか.a 母親からの成育歴の聴取b 全身X線単純撮影c 病理解剖d 死亡診断書の作成e 警察への届出正答は【e】です。[