107B21乳幼児突然死症候群について正しいのはどれか.a 男児よりも女児に多い.b 生後9~18ヵ月に好発する.c うつぶせ寝は予防法の一つである.d 親の喫煙はリスクファクターである.e 剖検で死亡原因が同定できることが多い.正答は【d】です。[a] 誤り。SIDSは女児よりも男児の方が若干多いと言われています。[b] 誤り。SIDSの好発年齢は"生後2〜3ヵ月"とされています。[c] 誤り。
106H10死体検案書について正しいのはどれか.a 死因統計の資料となる.b 歯科医師も交付できる.c 死亡診断書と同時に交付できる.d 検案をした医師以外の医師も交付できる.e 検案日と検案書交付日とは同一でなくてはならない.正答は【a】です。[a] 正しい。死体検案書(死亡診断書)は、"死因統計の資料"となります、そして"人間の死亡を医学的・法律的に証明する"という意義もあります。[b] 誤り
106F7死亡診断書で記載する必要がないのはどれか.a 本籍b 性別c 生年月日d 死因の種類e 死亡したところ正答は【a】です。[a] 誤り(=記載する必要がない)。[b][c][d][e] 正しい(=記載する必要がある)。↑の死亡診断書(死体検案書)の通り、"本籍"については記載欄がなく、記載する必要はありません。死亡診断書(死体検案書)の記載項目について問うた問題です。毎日のように作成する法
106E30医師の届出義務と関連する法律の組合せで誤っているのはどれか.a 異状死体の発見 - 医師法b 結核患者の診断 - 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉c 診療所の開設 - 医療法d フグ中毒患者の診断 - 食品衛生法e 麻薬中毒者の診断 - 刑法正答は【e】です。[a] 正しい。異状死体の届出は"医師法"に規定されています。医師法 第21条「医師は、死体又は
106E13*非定型的縊頸死体の左眼の写真を次に示す.左下眼瞼の所見から,死亡時に閉塞されていなかったと判断できるのはどれか.a 外頸動脈b 浅側頭動脈c 中硬膜動脈d 椎骨動脈e 内頸動脈正答は【d】です。[a] 誤り(=閉塞されていた)。非定型的縊頚では、外頚動脈は圧迫によって閉塞され、内頚静脈が閉塞されないために、顔面のうっ血が強くなり画像のような溢血点が認められます。従って、外頚動脈は閉塞
105H25*86歳の女性.監察医制度の指定地域にある自宅で死亡した.所轄の警察署が死因について犯罪との関連性はないと判断したので,死亡診断書の作成のため,2日前に初めて往診した医師が自宅に呼ばれた.しかし,前回の診療内容からは死に至った経過を説明できないことから,死因を明らかにするためには解剖が必要と考えられた.この解剖はどれにあたるか.a 行政解剖b 系統解剖c 司法解剖d 承諾解剖e 病理解
105G31*機関・人材と法律の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ.a 医療安全支援センター - 医療法b 監察医 - 死体解剖保存法c 保健センター - 健康増進法d 児童相談所 - 母子保健法e 地域包括支援センター - 地域保健法正答は【a, b】です。[a] 正しい。医療安全支援センターは"医療法"に規定されています。医療法 第6条の13「都道府県、保健所を設置する市及び特別区は、第六条の
105E35*死体の眼瞼結膜に溢血点が強く発現する死因はどれか.2つ選べ.a 溺水b 絞頸c 脳動脈瘤破裂d 急性心筋梗塞e 胸腹部圧迫による窒息正答は【b, e】です。[a] 誤り。教科書によっては、"急死"の所見の一つとして「溺水でも結膜の溢血点は出現し得る」とは書かれています。ただ確かに、"溺水"における溢血点は比較的少なく、正答である[b]や[e]の方が相対的に"強い"溢血点が発現すると考
105E2医療法に規定されているのはどれか.a 保健指導b 診療録の記載c 処方せんの交付d 異状死体の届出e 診療所開設の届出正答は【e】です。[a] 誤り。保健指導は"医師法"に規定されています。医師法 第23条「医師は、診療をしたときは、本人又はその保護者に対し、療養の方法その他保健の向上に必要な事項の指導をしなければならない。」[b] 誤り。診療録の記録は"医師法"に規定されています。医師
104H12医師のみが交付できるのはどれか.a 診断書b 死産証書c 出生証明書d 死亡診断書e 死体検案書正答は【e】です。[a] 誤り。診断書は医師のみでなく、歯科医師も交付できます。歯科医師法 第19条第2項「診療をなした歯科医師は、診断書の交付の求があつた場合は、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」[b] 誤り。死産証書は医師のみでなく、助産師も交付できます。保健師助産師看護師