96G75死亡時刻の推定に有用でない死後変化はどれか.a 直腸内温度b 死斑c 死体硬直d 角膜混濁e 瞳孔径正答は【e】です。[a] 正しい(=死亡時刻の推定に有用である)。"直腸内温度"は死亡時刻の推定に有用です。【(37.0 ー [直腸内温度]) ÷ 0.8】で死後経過時間が概算できます。[b] 正しい(=死亡時刻の推定に有用である)。"死斑"、もっというと"死斑の退色性"が死亡時刻の推定に
96G12医師の行為について適切でないのはどれか.a 3類感染症の患者を診断したとき保健所を経由して知事に届け出る.b 食中毒患者を診断したとき保健所長に届け出る.c 死体を検案して異状を認めたとき警察に届け出る.d 後天性免疫不全症候群〈AIDS〉患者の氏名を保健所長に届け出る.e 高血圧症で通院している患者が電話で感冒薬の処方せんを求めたとき断わる.正答は【d】です。[a] 正しい。感染症法
96E9死亡診断書の「死因の種類」欄が「病死」でないのはどれか.a 脳梗塞に伴う誤嚥性肺炎b 解離性大動脈瘤の破裂c 肺結核による喀血d 胃潰瘍からの大量出血e 転倒による頭部外傷正答は【e】です。大前提:"死因の種類"は「原死因が疾病か?外因か?」によって判断していきます。[a] 正しい(=病死である)。原死因は"脳梗塞"です。疾病(≒内因性疾患)ですので、死因の種類は"病死"です。[b] 正し
96B24死体検案時の外表所見において生活反応と判断できないのはどれか.a 水中死体における鼻口腔内の微細白色泡沫液b 焼死体における第Ⅲ度の熱傷c 一酸化炭素中毒死の鮮紅色の死斑d 青紫色を示す皮下出血e 痂皮を伴った表皮剝脱正答は【b】です。[a] 正しい(=生活反応と判断できる)。いわゆる「溺死の際に認められる口からの泡」(専門用語:"シャウムピルツ" ※独語)のことです。死戦期の呼吸運動に
95E7死体検案書について誤っているのはどれか.a 人の死亡を医学的に証明する.b 死亡届に添付される.c 死因統計の資料となる.d 検案をした医師が交付する.e 歯科医師も交付できる.正答は【e】です。[a] [c] 正しい。死体検案書・死亡診断書の意義は、死亡診断書(死体検案書)記入マニュアルにも大きく2つが記載されています。①人間の死亡を医学的・法律的に証明する。②我が国の死因統計作成の資料
95C368歳の男性.午前2時ころ救急隊によって搬送された.当直医が診察したところすでに死亡していた.この患者は前日午後4時ころ,他院の内科外来を受診しており,不安定狭心症と診断されている.入院治療を勧められたが患者はこれを拒否し,投薬を受けて帰宅したとのことである.死体の後頭部に擦過傷を認める.当直医の対応として最も適切なのはどれか.a 死因を狭心症として死体検案書を交付する.b 他院の内科外来
95A69診察医に届出の義務がないのはどれか.a 麻薬中毒b シンナー中毒c 人工妊娠中絶d 縊首自殺e 医療事故死正答は【b】です。[a] 誤り(=届出の義務はある)。麻薬中毒は、麻薬及び向精神薬取締法 第58条の2によって「医師は、診察の結果受診者が麻薬中毒者であると診断したときは、すみやかに、その者の氏名、住所、年齢、性別その他厚生労働省令で定める事項をその者の居住地の都道府県知事に届け出な
95A68異状死体に該当しないのはどれか.a 農薬中毒によると思われる死体b 他傷後の続発症によると思われる死体c 異型輸血によると思われる死体d 処方された薬剤の誤嚥によると思われる死体e 肺癌患者の喀血によると思われる死体正答は【e】です。[a] 誤り(=異状死体に該当する)。薬物中毒は外因死ですので、異状死体と考えられます。[b] 誤り(=異状死体に該当する)。続発症であっても大元の原因は他
91A9医療法に規定されているのはどれか.a 保健指導b 異状死体の届出c 診療科名の広告d 処方せんの交付e 診療録の記載正答は【c】です。[a] 誤り。"保健指導"は医師法の最初の条文に書かれています。医師法 第1条「医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」[b] 誤り。"異状死体の届出"も医師法に書かれています。
90A15医師免許のほかに法的資格が必要なのはどれか.2つ選べ.a 正常妊娠の人工妊娠中絶b 異状死と思われる死体の検案c 新生物の放射線治療d 遺伝子操作治療e 本人が同意しない精神障害者の入院の判定正答は【a, e】です。[a] 正しい(=医師免許以外に法的資格が必要)。人工妊娠中絶に関しては、母体保護法 第14条で「都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師は、