108B5278歳の男性.意識障害のため搬入された.現病歴:昨日から37.4℃の発熱,頭痛および悪心を訴えていた.今朝になって意識がもうろうとしているところを家族に発見され,救急搬送された.既往歴:30年前から高血圧症の治療を受けている.生活歴:喫煙歴はない.飲酒は機会飲酒.家族歴:父親が脳出血のため82歳で死亡.現症:意識レベルはJCSⅢ-200.身長167cm,体重68kg.体温38.1℃.脈
高齢者が自室内で心肺停止状態で発見された.外因死を最も強く示唆するのはどれか.a 吐血b 尿失禁c 瞳孔不同d 角膜混濁e 鮮紅色の死斑正答は【e】です。[a] 誤り。"吐血"は基本的に消化管出血を示唆する所見です。確かに外因性損傷でも消化管出血は当然起きますが、それだけでなく、内因性疾患(eg. 胃潰瘍、食道静脈瘤破裂、マロリーワイス症候群...)でも認める所見です。従って、この所見だけで"外因
107G20死後経過時間の推定に用いられるのはどれか.a 溢血点b 血液凝固c 瘢痕収縮d 直腸内温度e 膀胱内尿量正答は【d】です。[a] 誤り。"溢血点"は死後経過時間の推定には使えません。絞頚や非定型的縊頚、急死などで溢血点を認めることが多いです。[b] 誤り。[a]の"溢血点"と同様、血液凝固は"急死の3徴"の1つです。ですので、"死亡までの時間"の推定には使えるかも知れませんが、"死亡し
107C2260歳の男性.心肺停止状態で家族の車で運ばれてきた.家族によると,「先ほどの地震で物が落ちて来て頭に当たって倒れた」という.右側頭部に約10cmの挫創があり,頭蓋骨が陥没している.死斑と死後硬直があり,心肺停止後数時間が経過していると考えられた.警察に届けなければならないと家族に説明した.届出の根拠となる法律はどれか.a 医師法b 医療法c 刑事訴訟法d 死体解剖保存法e 災害対策基本
107B4086歳の女性.発熱と意識障害のため搬入された.搬入時の意識レベルはJCSⅡ-10.体温38.3℃.脈拍112/分.血圧122/56mmHg.呼吸数30/分.SpO2 98%(マスク4L/分酸素投与下).膿尿と末梢血白血球増多とを認め,尿路感染症に伴う敗血症と診断し緊急入院とした.高度の貧血に対して濃厚赤血球2単位を輸血するとともに,乳酸リンゲル液の急速輸液とセフェム系抗菌薬の点滴投与と
107B21乳幼児突然死症候群について正しいのはどれか.a 男児よりも女児に多い.b 生後9~18ヵ月に好発する.c うつぶせ寝は予防法の一つである.d 親の喫煙はリスクファクターである.e 剖検で死亡原因が同定できることが多い.正答は【d】です。[a] 誤り。SIDSは女児よりも男児の方が若干多いと言われています。[b] 誤り。SIDSの好発年齢は"生後2〜3ヵ月"とされています。[c] 誤り。
106H10死体検案書について正しいのはどれか.a 死因統計の資料となる.b 歯科医師も交付できる.c 死亡診断書と同時に交付できる.d 検案をした医師以外の医師も交付できる.e 検案日と検案書交付日とは同一でなくてはならない.正答は【a】です。[a] 正しい。死体検案書(死亡診断書)は、"死因統計の資料"となります、そして"人間の死亡を医学的・法律的に証明する"という意義もあります。[b] 誤り
106F7死亡診断書で記載する必要がないのはどれか.a 本籍b 性別c 生年月日d 死因の種類e 死亡したところ正答は【a】です。[a] 誤り(=記載する必要がない)。[b][c][d][e] 正しい(=記載する必要がある)。↑の死亡診断書(死体検案書)の通り、"本籍"については記載欄がなく、記載する必要はありません。死亡診断書(死体検案書)の記載項目について問うた問題です。毎日のように作成する法
106E30医師の届出義務と関連する法律の組合せで誤っているのはどれか.a 異状死体の発見 - 医師法b 結核患者の診断 - 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉c 診療所の開設 - 医療法d フグ中毒患者の診断 - 食品衛生法e 麻薬中毒者の診断 - 刑法正答は【e】です。[a] 正しい。異状死体の届出は"医師法"に規定されています。医師法 第21条「医師は、死体又は
106E13*非定型的縊頸死体の左眼の写真を次に示す.左下眼瞼の所見から,死亡時に閉塞されていなかったと判断できるのはどれか.a 外頸動脈b 浅側頭動脈c 中硬膜動脈d 椎骨動脈e 内頸動脈正答は【d】です。[a] 誤り(=閉塞されていた)。非定型的縊頚では、外頚動脈は圧迫によって閉塞され、内頚静脈が閉塞されないために、顔面のうっ血が強くなり画像のような溢血点が認められます。従って、外頚動脈は閉塞